7月のプーケット 【2011年】

伝統的な仏祝日や、タイ総選挙などで何かと禁酒日がありますが、人ごみをさけてタイらしさを身近で感じ満喫できる2011年7月です。

サワディーカー!プーケットナビです。7月に入ると、暦上ではただ今、『雨季ド真ん中。』日中はムシムシと暑く、おてんとう様がキラキラしていたかと思うと、ドット大量の雨が降り、またパッと明るくなる。特に、夜になると、大量の涙のようなスコールが降り注ぐ季節です。とはいっても、『雨季=雨』と頭に浮かんでしまう人も多いかもしれませんが、日本の雨季と異なり1日中雨がシトシト、シトシトすることもなく観光客も乾季時期とことなりグッと少なくなり、リーズナブルかつ人目を気遣うことなく意外に快適に過ごせます。昔の人は『恵みの雨』とよく言いますが、雨によって植物や生物が活性化する月でもある7月は、仏教の季節でも需要な月。ということで、7月のプーケットは、仏教にまつわる祝日からご紹介しましょう。

7月15日カオパンサー(入安居)

古くはこの日を境に、雨季に入るとされているようですが、近年、巷ではソンクラーン(水かけ祭り)を境にというイメージが定着し、島民に「雨季はいつから?」と聞いても「ソンクラーン後」という答えを返される事が少なくありません。釈迦の教えによると、雨が多いこの時期は、増水により田畑と道の区別がつかなくなり、植物や虫などの生き物を踏んでしまう恐れがあることから、弟子と共に、この時期は一定の場所にとどまり、外出を控えるようになった事がこの由来と伝えられています。ということで、7月下旬の三宝節の翌日は、雨安居入りの日。タイの祝日でもあるこの日を境に僧侶達は、10月中旬のオークパンサー(出安祭)までの約3か月間を寺院内で厳しい修行を行うそうです。また、僧侶意外の厳格な仏教徒の中には、この3か月間を禁酒する人もいるそうですが、期間中でも一般人はアルコール類を購入できますのでご安心を。ただし、この祝日でもある、カオサンパーの日だけは、タイ全土でアルコール類販売禁止という決まりになっており、レストラン&バーでも基本的にはアルコール類は販売不可です。「常夏にはビールが欠かせない!」というビールラバーの方々は、前日に購入しておくことをお勧めします。ただし、外国人に対してはホテル内で販売しているケースも多いようです。

7月3日は総選挙

今回の総選挙は、事実上、タイの現首相、アピシット・ウェチャチワ(Abhisit Vejjajiva )首相 が率いる民主党と、国内クーデターにより現在海外に在住している全首相タクシン氏がかつて属していたタイ貢献党(Puea Thai)の接戦になるようです。 タイ貢献党(Puea Thai)は、タクシン氏の実妹でもある才色兼備のインラック・シナワット (Yingluck Shinawatra)氏を首相候補に立てており、当選すればタイ初の女性首相が誕生するのではと話題になっております。プーケットでも、道端あちらこちらで縦1メートル以上はするプラカードのような選挙宣伝広告が立て掛けてあり、選挙の雰囲気が漂っています。それぞれ個々の党を応援するべく、バイクの籠部分に自分が推薦するプラカードを付けて走っている人も・・・・・。選挙場所は、日本同様公共の場。学校の他に、仏教国らしく寺院や行われている所もあるようです。選挙権は18才以上のタイ国籍を所有する者ということなので、旅人に選挙はあまり関係ないようですが、選挙日(2011年6月25日~26日の不在投票日、2011年7月2日~7月3日の投票日)の18:00~24:00にかけて禁酒日となりアルコールをスーパーなどでは販売しません。こちらも、外国人に対しては可のホテルもおおいようなので、宿泊先ホテルに確認してみましょう。
ビールももちろん禁止。

ビールももちろん禁止。

カクテル類もダメ。

カクテル類もダメ。

米酒だって不可。

米酒だって不可。

通常の日も11:00~14,17:00~24:00とアルコールセールタイムが決まっているのです。

通常の日も11:00~14,17:00~24:00とアルコールセールタイムが決まっているのです。

7月の平均気候


【気温】 平均気温 27.8℃
【降雨量】平均降水量 272mm


暦上でも雨季に入ったプーケット。「雨が沢山降る。」というイメージがなぜか強い人が多いようですが、スコールは短時間に激しい風と大量の雨を降らせます。午前中に、午後に、 夜にと日によって時間も異なるので、スコールが過ぎれば、快晴。近年の7月は日中、大抵晴れている事が多い上、乾季時期と異なり、観光客も少数な為、ビーチもアクティビティもアウトドアライフを満喫できることでしょう!特に、乾季には、びっくりするぐらい人が多いピピ島ツアーなど参加してみると、自然そのままの島々を堪能出来る事でしょう。

飲料水を常備しよう!

キッズサイズもあり!

キッズサイズもあり!

ムシムシと暑いこの時期は、日中でも喉がかなり乾きますし、雨季といっても日差しは強いので、熱中症の予防にも水分補給はかかせません。こんな季節、お出かけには、飲料水はマストアイテム。プーケットでは、多くの場所で井戸水を使っているため、水道水は飲めません。その為、ホテルステイの際でも、1日お部屋に最低2本~ノーリミット(宿泊するホテルによって異なります。)など飲料水が必ず用意されています。スーパーやコンビニでも1.5Lのボトルから、携帯サイズ、最近では子供用サイズまで販売しています。メインブランドは、タイの大手ビール会社が販売するシンハー飲料水。こちらの会社は炭酸水も販売しています。世界の大手食品会社『ネスレ』が販売する、『ピュアライフ』とタイで唯一のブランディングミネラルウォーター『ミネレ』の3つが飲料水御三家ブランド。とはいってもカルシゥム、マグネシゥムを含む『ミネレ』はさすが、ミネラルウォーターだけあって、他ブランドより1~2バーツほどお高くなっております。
ナチュラルな感じのパッケージ。

ナチュラルな感じのパッケージ。

ミネラルウォーターは外国人に人気です。

ミネラルウォーターは外国人に人気です。

最近は、スーパーブランドのミネラルウォーターも発売中。

最近は、スーパーブランドのミネラルウォーターも発売中。


いかがでしたか?最後に7月はタイ語で「カラッカダー」。超タイ語ミニ講座でした~★それでは、また来月まで、パイ コォーン ナァ(じゃあね)!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-06-22

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