トン　カオ

調理場がばっちり見えちゃう
店内は、タイ料理屋さんにしてはしゃれたインテリア。ナビはお昼時に取材させていただきましたが、タイ人ビジネスマン、OL、外国人など、多国籍お客様がお食事中。おもしろいのは、シェフが調理しているところがばっちり見えちゃうところ。中ではシェフが鮮やかな手つきでタイ料理を作っていました。それでは試食、いただきまーす。

パッタイ 90B （Pad Thai）
メニューには、「伝統的レシピにこだわった本物のパッタイ」とのキャプションが。どれどれ、といただいてみたところ、ちょっと甘めだけどおいしい。コシのある柔らかい麺と、シャキッとした生もやしの食感がたまらんっ。えびもぷりぷりです。パッタイって結構ベタベタしていて、時間がたつと麺が固まって食べづらいのですが、ここのはそんなことありません。そんなに油っこくないのに、麺が食べやすい。びっくりしました。

プラー・ガボン・トート・グラディアム 120B （Plaa Kapong Tod Kra Tiem）
普通のメニューには載っていないスペシャル・メニューから（テーブルの上のメニューに表記）、スズキのニンニク揚げです。タイの魚はパサパサしているので、あまり期待していなかったのですが、期待はずれ。この魚はやわらかくて、トロッとしています！個人的にかなりびっくり。外はカリカリ、中はやわらかい。ほどよいニンニク加減も、醤油ベースのタレもご飯にぴったりの品。

ゲーン・キヨー・ワーン・クン 120B （Green Curry with Shrimp）
取材に行くと必ずといって出してくださる、人気のメニューといったらやはりグリーン・カレー。本日は海老が入って登場でした。ここのカレーはとてもクリーミーで濃厚。ウ～ンご飯がすすむ。ココナッツ・ミルクがたっぷり入っているけれど、そこまでココナッツ臭さが気になりません。そのかわり、地元タイの味ですので、甘くて少々辛め。でも食べてしまいますっ！

トム・ヤム・クン 120B （Tom Yam Koong）
そして出ました、タイ料理で一番有名なトム・ヤム・クン。この鮮やかな色、真っ赤な唐辛子が４本浮いているのが見えますでしょうか？　見るからに辛そう。でも見た目とは裏腹に、とても飲みやすく、これもまたクリーミー。そしてナビが感動したのが、こちらの店で出てくるエビは、ぷりぷりしているのはもちろんのこと、エビの頭の殻、ちゃんとエビ味噌の部分が付いてるんです！
普通なら、頭ごとブチッと取り除きますが、一手間かけて、味噌の部分を残すように殻を取るなんて…めんどくさそう…。でも、だからエビのエキスがたくさん入ったおいしい料理に仕上がっているんでしょうね。

ヤム・パクブン・トート・クロープ 90B （Yam Phakbun Tod Krop）
最後に出てきたのは、ナビも初めてお目にかかった料理。空心菜のかき揚げサラダ。空心菜はタイ語でパックブンといいます。まさかパックブンを食べているとは思えない食感でした。パリパリサクサクです。ひき肉、エビ、ネギ、玉ねぎなどが入った、酸っぱくて辛いタレに付けていただくとさらに美味しい。ネギに混じって、緑の唐辛子が少量入っているのでご注意。

お腹いっぱいでホッと一息。でも口の周りはちょっとヒリヒリ。お口直しがほしいなあ…と思っていたとき、ナイスなタイミングで運ばれてきたのがアイス・クリーム。ここのアイス、日本にも輸出しているというトロピカル・フルーツのアイスを常備。いただいたのは、ライチとパッション・フルーツ味です。

アイスというよりはシャーベット。さっぱりと軽い味。でも本物のフルーツを食べているかのような味です。おすすめはパッション・フルーツ。酸っぱすぎず、甘すぎず、とても女性好みの味。パッション・フルーツの種も入っているのがまたおしゃれで◎。

タイ料理って本当に多様で奥深いですね。お店のご主人エーッカチャイさんもいい人良そうでした。勤め先の近くなのでまた来たいと思います。