ラーチャダムヌン・ムエタイ・スタジアム

Rachadamnoen MueThai Stadiumเวทีมวยราชดำเนิน

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国技・ムエタイを見なくちゃタイは熱く語れない!ローカル色の強いムエタイ・スタジアムへGO!

サワッディーカー、バンコクナビです。
タイに来たからには世界最強の格闘技のひとつ、ムエタイを見なくちゃ!ムエタイは、タイ語発音で正しくは「ムアイタイ」。“タイ”は“タイランド”の“タイ”ですが、“ムアイ”という言葉の由来には、“1(対1)と言う意味”、“パーリー語で縛るの意味(昔はこぶしを縄でしばって闘っていた)”と諸説あるようです。
理屈はさておき、ぜひ味わって欲しいのが、生で見るムエタイの迫力!
テレビで見るのと実際に目の当たりにするのでは大違い!両手・両足に加えて、ひじ・ひざもOK、全身8箇所を使って闘う「ムエタイ」の試合の興奮の渦に、みなさんをお連れします!
■ ローカル色の濃い ラーチャダムヌン・スタジアム
タイでは「ルンピニ・スタジアム」と「ラチャダムヌン・スタジアム」がムエタイの2大聖地だと言われています。今回訪れたのは、ローカル色の濃いラーチャダムヌン・スタジアム。場所はカオサン・王宮方面、地下鉄やスカイトレインBTSからは少し距離があるのでタクシーが便利です。
近くには昔からの市場があるなど、古い町並みの中に佇む歴史のあるスタジアム。対戦スケジュールを見つめるおじさんの真剣なまなざしが渋い!場内はエアコンが効いているので年中快適。開催日は月・水・日曜日。日曜日は17時~20時と20時半~23時半の2回開催です。
■ 食料は事前調達で
スタジアムの周辺にはタイラーメンなどの屋台がありますが、ローカルエリアだけに、衛生面は「…」の領域。売店でスナックやペットボトル入りのお水は買えますが、あらかじめお腹を満たしていくか、食べ物はコンビニなどで調達していくのが賢明です。

いよいよ会場入り

会場は、1階リングサイド、2階、3階に分かれています。
2階席・3階席には血の気の多い地元ムエタイファンが詰め掛けると聞きますが、入り口は別なのでちょっと安心。ちなみにこれは3階からの眺めです。
■ リングサイド席
ナビが座ったのはリングサイド席。かなりリングに近くて、うれしいやら怖いやら。
相撲でいうところの「砂かぶり」、汗はともかく血をかぶる…なんてことになりませんように~☆、と願いつつ着席。リングサイドはやはり外国人観光客が多いです。

ワイクルー

相撲に塩を撒く儀式があるように、ムエタイにも対戦前に「ワイクルー」というパフォーマンスがあります。タイ語で「ワイ」は“合掌”、「クルー」は“先生”、トレーナーやコーチに(ムエタイの神様にも?)感謝をささげる舞いです。ウォーミングアップと精神統一も兼ねているのだそう。
蛇使いの音楽のような、独特の音色に合わせて、蛇のようにまた鳥のように舞う選手の姿は、テレビではどこか滑稽ですが(ごめんなさ~い)、生で見るとどこか神々しささえ漂う神聖さで、感動してしまいました。

ラウンドが進むごとにどよめくファン

1ラウンドは3分、5ラウンドの得点制で勝敗が決まります。1-2ラウンド目はお互いに動きをけん制しあい、3ラウンド目あたりから攻勢に入り、4ラウンドあたりでだいたいの勝敗が決するようです。
各ラウンドの間に2分間のブレイクがあるのですが、ラウンドが進むごとにリング下のコーチの口調が興奮してきているのがわかり、緊迫した感じが伝わってきます。
ラウンドの合間の休憩。コーチのアドバイスに真剣に耳を傾けています。

一体化する会場

ラウンドが進むごとに会場は白熱してきます!ムエタイでは、パンチやひじ技などの上半身を使った技より、とにかくキックのポイントが高いのだそう。隙をみては決めてやる、というけん制しあう気迫はただならぬものがあります。
お互い防御に回って抱き合ってしまう「クリンチ」体勢にはいると観客からは「どうした~!やれ~!」と怒号や野次が(主に2、3階席から)飛び、逆にパンチや蹴りがひとつ決まろうものならそれにあわせて「ドオォー!!」と野太い声が沸きあがります。
これぞまさにアジアの活気!会場に立ち上る熱気に、思わず鳥肌が立ったナビです。
やはり筋金入りの地元ファンの興奮ぶりはすごい!こちらまで胸が熱くなりそうです。

やはり筋金入りの地元ファンの興奮ぶりはすごい!こちらまで胸が熱くなりそうです。

勝った選手はよれよれながらも凛々しい!格好いい!

勝った選手はよれよれながらも凛々しい!格好いい!

■ 選手とパチリ
最後には、選手と一緒に写真が撮れます。ファイティングポーズでどうぞ!あまりのおふざけはご法度ですが、軽いポーズリクエストには気軽に応えてくれるようです。

ムエタイグッズ

スタジアムの入り口付近に、ムエタイグッズのショップがあり、トランクス、グローブ、Tシャツ、キーホルダーなどが販売されています。こちらも時間があればぜひ。
いかがでしたか?
実際にスタジアムに行ってみるまでは、正直なんだか怖そうというイメージがありましたが、この目で観戦した今では、あの会場が「ワーッ」と盛り上がる感じ、そう体中の血が騒ぐ感じが、まさにアジアの熱気!なんだか病みつきになりそうです。
以上、バンコクナビがお送りしました。

記事登録日:2008-05-08

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スポット登録日:2008-05-08

利用日
女性 男性