【今月のフルーツ】オレンジ編

8月のフルーツ特集はおなじみビタミンの宝庫オレンジ。常夏タイならではのオレンジの数々です。

サワッディーカー!バンコクナビです。
毎回違ったフルーツにスポットライトを当ててご紹介していく『今月のフルーツ』も、6回目を迎えました。今回ご紹介するのは、ビタミンの宝庫、オレンジ。オレンジはタイ語で“ソム”、照りつける太陽の光の色をそのまま貼り付けたようなオレンジ色の果肉から滴るジューシーな果汁…。タイで手に入るオレンジの種類や食べ方をご紹介します!
● 季節
一般的なオレンジの旬は1年中。店先にうずたかく積まれ、1キロあたり20バーツ(約70円)程度で売られています。ソムオーというザボンのような大きな品種は、8・9・10月が旬であるようです。
● 体への効能
オレンジに多く含まれるのは、抗酸化作用が強く老化予防、肌のシミ・ソバカスにも効くといわれているビタミンC。ビタミンCといえば、レモンですが、レモンはタイではあまり見かけません。そのほか、レモンにはあまり含まれていないビタミンA(カロチン)があり、血圧のコントロール、便秘解消、動脈硬化予防があります。

● 種類

ソム・キアウワーン
ごく一般的な種類。「キアウ」=「緑色」 「ワーン」=「甘い」という名の通り、皮の色が緑がかっていて、果肉は甘くジューシー。

ソム・チェン
神様へのお供え物としても用いられる品種です。タイのオレンジは種が多いので、飲み込まないよう注意してください。

ソム・サーイナムプン
ハチミツという言葉が入ったその名の通り、甘い香りに吸い寄せられてはちが寄っています。

ソム・アジア×ソム・オーストラリア
アジア・オーストラリアという2つの品種を掛け合わせた交配種。

カンナーム
絞ってジュースにする専用の小さな種。

ソム・チ―ン
小さな小さな品種。普通のオレンジと比べると、その小ささがわかります。それにしても、売り子さんは霧を吹き付けるなど、すこしでも美味しそうに見えるよう工夫するのが上手ですね。

ソムオー
こどもの頭ほどの大きさをした、日本で言うザボンです。果肉の色は、白とピンクの2種類があります。果物として食べるほか、売り子さんがあらかじめ皮をむいたものをパックにつめたものが、5~6房入りで30バーツ(115円程度)前後で売られています。ほぐしたソムオーを使ったサラダも、一般的によく食べられるタイ料理です。
白

ピンク

ピンク

● 食べ方

生絞りオレンジジュース
皮が厚く種が多いタイのオレンジ。食べ方で一番好まれるのが、ぎゅーっと絞った生オレンジジュース。道端でオレンジを積んだ屋台を見たら、それは十中八九オレンジジュース屋台。ボトル1本、20 バーツ~35バーツ(約75円~125円)、グラス1杯が15バーツ程度で売られています。100パーセントを謳っていながら砂糖を(おそらく相当量)加えているなというものや、中には甘みを増すために塩を入れたものもあります。けれど甘酸っぱくて冷たい生オレンジジュースをごくごく飲むのは爽快!
オレンジ絞り器には、格子がついていて、ここで種や薄皮をキャッチして食い止めます。それでもたまに種が混入しているのはご愛嬌。

ジュース・ジャム
紙パック入りジュースやジャムなどの加工品も、もちろんあります。

カフェ系スイーツ
オレンジを使ったスウィーツは、ちょっとお洒落なカフェで。

オレンジ特集、いかがでしたか?
甘酸っぱい風味の中にビタミンをたっぷり含んで、味も栄養も優秀なオレンジは、タイでおいしく手軽にとれるビタミンの宝庫です。以上、バンコクナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-08-14

ページTOPへ▲

その他の記事を見る