8月12日はシリキット王妃殿下のお誕生日。タイでは「母の日」でもあるこの日の街の様子を写真でご紹介。
サワッディーカー!バンコクナビです。
8月12日は、シリキット王妃殿下のお誕生日。西暦2008年(タイで一般的に使われている仏暦では2551年)の今年、76歳を迎えられました。そしてこの日は、タイ人にとっては母の日。王妃さまに敬意とお祝いの念を表し、自分のお母さんに日ごろの感謝の気持ちを伝える日。今年も、母の日の街の様子をレポートしてきました。
■水色に染まる街
タイの伝統文化では、1週間の各曜日それぞれを象徴する色が決まっていて、今でも自分の生まれた曜日の色をラッキーカラーとしている人が多くいます。金曜日生まれのシリキット王妃さまを象徴する色は水色。7月中旬ごろから、紋章が入った水色の旗や、飾りに水色をあしらった肖像画や写真などが設置され、街中いたるところで水色が目に飛び込んできます。
■バスも王妃さま仕様
市バスもおめかし。フロントガラスに王妃様のマークを掲げています。
■水色の服
街は、水色の服を着た人でいっぱい。
■ジャスミンの花
日本では母の日にカーネーションを贈りますが、タイでプレゼントするのはジャスミンの花。まじりっけのない純白色と、いい香りが長くつづくことから、“母の愛”の象徴と考えられているのだそう。
■各デパートの様子
タイ語で“お母さん”は「แม่」、「メー」と読みます。平音で「メー」と伸ばすのではなく、呼びかけの「ねぇ!」のイントメーションで「メェ!」と発音すると通じます。
バンコクの各デパートやショッピングセンター内でも、特設コーナーが設けられ、お母さんへのプレゼントを買う人々の姿が多く見られました。ジャスミンを使ったラッピングの講習会なども行われていました。
普段から外食の多いタイ人ですが、この日はお母さん孝行ということで、拍車がかかった外食率。人気のレストランには順番待ちの行列が。タイスキチェーンMKのお鍋も、ジャスミンの模様付きの母の日仕様です。
■母の日タンブン
信仰心の篤いタイ人。大事な日には特に念入りにお坊さんへの喜捨などのタンブンをして徳を積みます。
■王宮前広場
母の日当日はあいにく雨模様。ですがイベントの開かれる王宮前広場にはたくさんの人が集まりました。
王宮前広場の式典には、アピラックバンコク都知事も姿を見せました。
■ドゥシット公園
ドゥシット公園では、シルクに関するイベントと展示即売会が開かれました。
メッセージコーナーも。ナビのタイ人スタッフも、「タイ王室の末永いご繁栄を祈ります。」とメッセージを託しました。
いかがでしたか?8月12日、水色で染まるバンコクの街を目にするたびに、女王様を敬愛しお母さんを大事にするタイ人のこころを感じることができます。
以上バンコクナビでした。
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記事登録日:2008-08-14