タイの通貨・クレジットカード・チップ

交通機関や屋台、寺院などは現金が主流。中級以上のホテル・レストランなどはカードも使える。また、タイは空港ほか、市内にも日本語対応ATMがあり、便利。

通貨


タイの通貨単位はバーツ(Baht、TBHとも表記)。
タイの現在の通貨は札が1,000, 500,100,50,20 のバーツ札。
硬貨は10B、5B、1B各硬貨があります。

両替


空港他、各所に両替所がありますが、日曜日・祝日は営業していないところも多いので注意。
空港の両替所は24時間営業です。

クレジットカード


バンコクではスーパーマーケットなどを含めて広い範囲でクレジットカードが使用できますが、他のクレジットカードが利用できても、JCBは利用できないところもあります。
裏面にサインがないものは使えません。
バンコクでチケット購入などの際にクレジットカードを利用する場合は3%の割増料金を払います。

<カードについて:安心・安全・お得な旅のために>

海外旅行で多額の現金を持ち歩くのは防犯上、危険です。持ち歩く現金は最小限に抑え、カードを利用するのが良いでしょう。

タイでは中級以上のホテルやレストランではカード利用が可能です。ただし、一般的な商店やコンビニ、安めのホテルでは現金支払いが主流です。

海外でのクレジットカード利用手数料は基本的に約1.63%。日本の銀行などでバーツに両替する際の手数料は約15% (2013年1月22日現在)。積極的にカードを活用するのがお得です。

ホテルや免税店(DFS)などでは支払い時に、円払いにするかタイバーツ払いにするかを尋ねられることがあります。円払いの場合、両替手数料を上乗せした金額が請求されるため、損することもしばしば。タイバーツ払いにしたほうが大抵お得です。

現地でわざわざ両替所を探したり、列に並んだりしなくてもATMでVisaやMasterなどのカードを使って現地通貨を引き出すことが可能です。クレジットカードでにキャッシングの場合、利息が心配だという人もいますが、実は、翌月払いなら両替手数料よりも安く済む場合が多いのです。後払いに抵抗がある人は、事前いチャージしてそこから引き出す海外専用とラベルプリペイドや、自分の口座から直接引き出す国際デビットカードもあります。

なおカードを紛失した際は、すみやかにカード会社の24時間日本語対応の緊急窓口に連絡を。カードの緊急停止のほか、緊急カード再発行や緊急キャッシュデリバリーを行っている場合もあるので、まずは相談してみましょう。万が一、第三者に不正利用されても、不正利用補償制度が適用されるので安心です。本人に明らかな過失がある場合を除き(暗証番号をきちんと保管していない、カード裏面名前を記載していない、など)不正利用分は取り消されます。緊急窓口の電話番号は出発前に必ず確認してきましょう。

チップ


【チップ額のめやすとタイミング】
〔タクシー〕:乗車料金を5バーツ単位で切り上げて支払う。 例)57バーツ⇒60バーツ
〔ドアマン・ベルボーイ〕:荷物を運んでもらったり、ハイヤーを呼んでもらったりした場合に20バーツ程度。
〔べッドメイキング〕:外出時枕元に20バーツ程度
〔中級レストラン〕:支払い後、お釣りの硬貨または硬貨+20バーツ程度
〔高級レストラン〕:料理の代金にあらかじめサービス料が含まれていることがほとんど。その場合チップを払う必要はありませんが、プラスでチップを払う場合は100バーツ程度を支払い時に追加
〔マッサージ〕:施術終了後に50バーツ×時間がめやす。
〔スパ・エステ〕:施術終了後に担当セラピストへ100バーツ程度
〔美容院〕:施術終了後に担当美容師へ20~100バーツ
〔ゴルフ場〕:プレイ終了後、担当キャディに18ホールで200バーツ程度。同じ組で回った人達と金額を同じにするのがベターです。
☆チップはあくまでも心づけであり、必ずしも渡さなければいけないものではありません。
☆チップを渡す際は、ぜひとも笑顔で。スマートで気持ちの良いやりとりになります。
☆上記料金はあくまでめやすです。ご参考の上、状況に応じて金額を決めてください。

VAT Refund

タイでは日本の消費税と同様な「付加価値税」(VAT)があります。通常内税(表示価格に含まれている)で、7%の税率。
指定されているデパート、お店で同一店舗(イセタンなら各階の買い物合計)一日2,000B以上買い物をして、タイ滞在中に5,000B以上すれば、出国の際還元が受けられます。

-条件は
① タイ国籍者ではないこと。
② タイ国に居住権(バイ・ターンダーゥ)を持っていない。または、年間180日以上滞在していない。
③ 国際空港から出国すること。(バンコク、チエンマイ、プーケットなど)
④ 国際便乗務員でない。
⑤ タイ国から持ち出しを許可されていないもの、またサービスについては還付の対象としない。
⑥ 商品を買った日から60日以内にタイ国から持ち出すこと。

-手続きは
①"VAT REFUND FOR TORIST"の表示のある店舗、デパートの売り場で買い物をし、お金をレジ等で払う際、バスポートを提示し、VATの返還を受けたい旨店員に申し出る。
②店員から「ポーポー10」(P.P.10)というVAT返還申請書類を作ってもらって、一緒にもらう書類と保管しておき、出国時空港の税関事務所でこれらの書類を見せて検印を受ける。
③特に高価な買い物の場合、チェック・インをして、出発ラウンジに入ってからも税務局(Revenue Department)に同様に書類を提出して検印を受ける必要がある。
④これらの手続きが完了したら、出発ロビーのVAT返還オフィス(VAT REFOUND OFFICE)でVAT返還書類を提示して、返還金を受け取るが、返還金が3万バーツ以上になる場合はクレジットカードの指定口座に振り込んでもらいます。この場合100Bの手数料と650Bの振り込み手数料が必要です。
⑤3万バーツ未満の場合は上記方法の他、現金か小切手で受け取れる。現金で受け取る場合は100Bの手数料、小切手で受け取る場合は手数料に加えて、250Bの経費が別途かかります。


以上、化粧品などタイはお安い買い物ができるので、一度に買ってVAT還元を忘れずに受けましょう。ただし、すべてのデパートがVAT返還対象になっていないので、注意してね。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-04-10

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