トムカーガイ

鶏肉のスープ煮 / ต้มข่าไก่


鶏肉の、いわゆるスープ煮。とろみはなく、さらっとしていますが、タイ人は普通ご飯に掛けて食べるので、感覚的にはカレーに近いとも言えます。作り方はとても簡単なので、味を想像してもらうためにも、少しご紹介してみます。

まず、鶏肉を一口大に、ナンキョウ(ショウガの一種で、より香りが強い)、レモングラスを薄切りにします。さらに、ホムデンという、見た目はミニ赤たまねぎのようなネギの一種を半分にします。中火に熱した鍋に油を大さじ2杯程度入れ、次にココナツミルクを入れて、油となじませながら煮ます。ココナツミルクの量が多ければ多いほど、コクとまろやかさがアップします。大体スープの三分の一から半分程度入れるのが普通です。火を強火にし、鶏がらスープ500ミリリットルとレモングラス、カー、ホムデンを入れます。煮立ってきたら、鶏肉とお好みのきのこ類を入れます。塩で味を整え、5分間煮込みます。唐辛子のみじん切り、ライムの絞り汁(大さじ4~5杯!)を加えてなじませたら、出来上がり!
ね。意外と簡単ですよね。ココナツミルクの白さからマイルドな味を想像しがちですが、レシピをみてお分かりの通り、ライムの酸味がかなり効いているのと、唐辛子が入るのとで、かなり酸味が効いていて、後味がぴりりとしています。
タイ料理上級者には、トムヤムクンよりもこちらの方が好き!という人も多い、通好みの一品です。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-08-17

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