2010年 ソンクラーンを楽しもう

タイの最大イベント「ソンクラーン」!無礼講で水を掛けまくりましょう。2010年は4月13日~15日まで

サワディカップ バンコクナビです。ここタイでは4月になると国の伝統行事「ソンクラーン」と呼ばれる水掛祭りが行われ、タイ国内の会社や学校はお休みとなります。
ソンクラーンとはタイの旧暦における正月にあたり、今年は4月の13日から15日までが祝日とされています。元々は仏像や仏塔に水をかけてお清めをしたり、家族の年長者にお清めの水をかけることを意味していましたが、今では1年で最も暑い時期に行われることから若年層を中心に、この日ばかりは無礼講で誰にでも水を掛けても良い『水掛祭り』としてタイ人最大のイベントデーになりました。
道路のあちこちで水鉄砲や水の入ったバケツを持った老若男女、子供たちが「ターゲットは誰だ?」とばかりに待ち構えています。そんなソンクラーンの楽しみ方をナビが伝授いたします。

水掛戦争参戦表明

ソンクラーンの期間中、タイ国内で過ごされる方、この際ですから「タイ人」になって、思いっきり水掛祭りを楽しんでみませんか? その際いくつか注意すべき点があります。これを守ればアナタも水掛戦争に参戦可能です。

① 水を掛けられても怒ってはいけません
 数年前、タイの行事をあまり理解していない西洋人の奥様が外出の際、タイ人に水を掛けられた事に激怒し、大使館にまで抗議をするという問題が起こりました。政府より「外国人には水を掛けないよう」というお達しは出ているものの、普通の服を着た日本人は見分けが付かない場合も多くあります。ましてタイ人は1年間、この日が来るのを待ちに待っています。水を掛けられても怒ってはいけません。笑顔で「コップンカー」を忘れずに。

② 濡れてマズイものは完全防備
携帯電話、カメラ、手帳など、絶対に濡らしてはいけないものがいくつかあります。携帯電話はサランラップ、その他のものはジプロックなどのビニール袋で完全防備しておきましょう。裏技でコンビニなどで売っているビニール合羽を防弾チョッキ替わりに着用という手もあります。

③ 多少、透けても平気な服装
タイ人から見た日本の女性は白い肌を持つ麗人、水を掛けたくなるタイ人の若者の気持ちもわかります。とはいえ、必要以上のサービスは無用ですので、濡れても透けない色付きの服装でお出かけください。

④ 汚れても良い服、靴を着用
 水を掛けるだけでなく、顔や腕に白い粉を塗るのがタイ流、このため道路はぬかるみ泥と粉が入り混じった状態になります。歩いたり走ったりすれば当然ハネがあがりますので、白のパンツや買って間もない洋服、靴の着用はご法度、捨てる直前の服を着たり滑らない靴を用意しましょう。

⑤ 乾いたタオルを用意
外気温は40度近くに達するとはいえ、ショッピングセンター、スーパー、BTSなどは通常通りエアコンが効いています。濡れた服で空調設備に入れば寒いのは当たり前。乾いたタオルを必ずバックに入れておきましょう。
 

参戦の準備

戦闘服
 今年は思い切って「にわかタイ人」になりソンクラーンをエンジョイする決心をした方、それでは早速参戦の準備と参りましょう。まずはソンクラーンファッションの定番といえば「アロハ」です。4月ともなると街のあちこちでアロハの販売が目立つようになります。
勿論派手な色付きですので、水に濡れても透けることはありません。また薄手のコットンですので、乾くのもあっと言う間、車の減ったバンコクの風で充分乾きます。

武器調達
次に最も大切な武器、「水鉄砲」の準備を忘れていけません。これもアロハと同じく4月になればデパートの中にさえも特設売り場ができるほどの人気商品。ちなみにナビは日本から空気圧縮式のものを調達したことがあります。またコンタクトレンズ着用の方は水泳用のゴーグルをご用意ください。これなら目に水が入ることも無く、至近距離で被弾しても安全です。掛けられっぱなしだと悔しいだけですが、こちらも逆襲できるとなると本当に楽しくなる、それがソンクラーンです。

いざ水掛戦争へ

路上には水を掛けたくて、掛けられたくて仕方がない人たちが大勢います。中にはピックアップトラックの荷台に兵士とドラム缶を積んで攻撃をしてくる連中もいますので油断は禁物、常に注意を払いましょう。

安全に遊びましょう

道路の至るところで水掛は行われていますが、やはり道路は車やバイクの往来もあり、できれば安全な場所を選びましょう。CWP(セントラルワールド)前広場はお勧めの場所です。毎年多くの人がここで水掛祭りをエンジョイしています。

タイで最も暑い4月、日によって最高気温は40度を越える日もあります。タイの文化の一つである「水掛祭り」。多くの人に楽しんで頂ければと思います。以上バンコクナビでした。 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-03-30

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