【今月のフルーツ】グァバ

ビタミンC含有量はレモンの6倍!リンゴと梨の中間のような、クセがない甘酸っぱさについ手が伸びてしまう『グァバ』。

サワッディーカー!バンコクナビです。
バンコクナビの『今月のフルーツ』シリーズ、今回は「グァバ」をフューチャーします。タイ語では“ファラン”。ちなみにタイ語では白人のことも同じく“ファラン”と呼びますが、特に関連はないみたいです。緑の皮、手のひらに少し余るほどの大きさ、一見何の変哲もない見た目ですが、栄養面でも食べ方でもなかなか個性を持ったフルーツなんです。

● 旬・売っている場所

グァバの旬は、1年中。ところでこのグァバ、和名は『バンジロウ』。トロピカルフルーツのイメージを一気に覆すこの名前、なんだか羽織袴にちょんまげ姿の純日本人を連想してしまいますね~。
グァバは、タイでは、市場や屋台でよく見かけるフルーツの1つ。値段は、1キロ(4~5個)で約30バーツ~50バーツ(約100~170円)。手押し屋台で売っているものは小ぶりですが、1個10バーツで手軽に買える&その場でカットしてくれるので、手軽に食べられて便利。

● 味・栄養

緑の皮に包まれた白い果肉は甘酸っぱくて、味も大きさも、ちょうどリンゴと梨の中間のような感じ。中心に行くほど甘くなります。皮は食べられますが、真ん中に詰まった種は食べないほうが無難です。くせのない味なので、はっきりと「嫌いだ」という人はあまりいませんが、何せしっかりした味が好きなタイ人、中には“ジュート(味がない)”といって敬遠する人も(そんなタイ人ならではの食べ方を、後ほど「食べ方」の項目でご紹介します!)。栄養面では、レモンの約6倍という量のビタミンCが含まれています。

● 種類

ファラン
一番よく見かけるスタンダードなものが、まん丸ですこし表面がごつごつしたもの。ずしっと重いものを選ぶのがポイント。

ファラン・サーリー
“サーリー”とは“梨”のこと。ふつうのものと比べて表面がつるんとしていて、果肉はやわらかく甘いのが特徴。

ファラン・タイ
釣鐘型です。味は普通のものと大して変わりません。

ファラン・ライ・メッ(ト)
丸ごと全部食べられる種無しの品種。

ファラン・デーン(ピンクグァバ)
見た目は普通ですが、

見た目は普通ですが、

割ってみると…

割ってみると…

中身がきれいなピンク色の
ピンクグァバ。

中身がきれいなピンク色の ピンクグァバ。


ファラン・ギムジューッ
ぼこぼことした突起がついた変わり品種。投げつけられると痛そう!?こちらも種無し。

● 食べ方

ディップ&スパイス
そのまま食べるほかにも、タイならではの食べ方があります。それは、唐辛子や砂糖を混ぜて作ったディップやスパイスを付けて食べる方法。タイ人は、とにかくなんでも“甘い&辛い&酸っぱい”の組み合わせの味にしたがる傾向あり!日本人の間では、「ジューシーさを台無しにしてる」「いや、この不思議な三位一体の味にハマった!」と賛否両論。ディップやスパイスは、屋台で買うとつけてくれますが、外国人の場合は要らないと見なされることもあり。試してみたい場合は、脇にある、調味料の入った缶や小袋を指差しましょう。

ジュース
加工品としては、ジュースが一般的。コンビニやスーパーなどで買えます。

いかがでしたか?
緑の顔したビタミンの宝庫、グァバ。タイに来たなら、自分とタイとの相性を占う感覚で、ぜひ砂糖&唐辛子ミックスのスパイスをつけて食べて見てください~!以上バンコクナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-11-15

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