【レシピ】空芯菜炒め

ほなみ先生のタイ料理レシピ12回目の今日は、しゃきしゃきとした歯応えが命の野菜料理です。

サワディーカー!そこはかとなく春の気配を感じる今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか?日本では、暖冬の影響で今年は桜の開花が例年よりも早くなるそうですね。今年のお花見は、タイ料理が好きな友人達と「タイ料理でお花見パーティー♪」を計画中。もちろんお料理は私が担当、今から何を作ろうかワクワクしています。
さて第12回目の今日は、タイ料理の定番人気メニュー「空芯菜炒め(phat phakbung)」をご紹介します。バンコクナビの読者さんの方からもリクエストメールをたくさんいただいた「空芯菜炒め」、タイ語で「パックブーンファイデーン」と言った方が有名かも知れませんね。「パックブーン」は「空心菜」、「ファイデーン」とは「赤い炎」という意味。つまり「パックブーンファイデーン」とは、炎が上がるほどにアツアツに熱した中華鍋の油に、空芯菜を入れて一瞬の加熱で作る、火加減一本勝負の料理なのです。
空芯菜のシャキシャキとした食感と、タレの濃厚な味わいに、唐辛子とニンニクのピリッとした辛さと旨みが効いた一品。とってもおいしいですよ!
それでは早速、挑戦してみましょう。

○作り方○

1. 空芯菜は、食べやすい幅(4‐5センチメートル)に切る。

1. 空芯菜は、食べやすい幅(4‐5センチメートル)に切る。

2. 切った空芯菜は、一度に炒められるよう、お皿の上にまとめてのせておく。

2. 切った空芯菜は、一度に炒められるよう、お皿の上にまとめてのせておく。

3. 唐辛子とニンニクはクロック(臼)で叩く。
☆クロックがない場合はすり鉢で代用

3. 唐辛子とニンニクはクロック(臼)で叩く。 ☆クロックがない場合はすり鉢で代用

4. 叩いたものを?の空芯菜の上にのせる。

4. 叩いたものを?の空芯菜の上にのせる。

5. さらにその上に、シーイウカオ、シーズニングソース、オイスターソース、タオチオ、砂糖をのせていく。

5. さらにその上に、シーイウカオ、シーズニングソース、オイスターソース、タオチオ、砂糖をのせていく。

6. 中華鍋に油を入れて、煙が出るぐらいまで熱したら?を一気に入れ、強火で手早く炒める。

6. 中華鍋に油を入れて、煙が出るぐらいまで熱したら?を一気に入れ、強火で手早く炒める。

7. お皿に盛り付けて出来上がり!

7. お皿に盛り付けて出来上がり!

空芯菜とは、茎の中が空洞になっていることからその名前が付き、別名エンサイやアサガオナとも呼ばれています。栄養面も優秀で、ビタミンA・ビタミンC・カルシウム・食物繊維などが豊富に含まれています。葉が大きいものは生育しすぎていて茎が硬いのでコンパクトなものを、さらに触ったときに茎にしっかりとしたハリがあり、緑色が鮮やかなものを選ぶようにしましょう。空心菜は冷気に弱いので、冷蔵庫の中では冷気が直接当たらないようにビニール等で包み野菜室で保存し、なるべく早めに使うようにしましょう。
今回使用したタオチオとは大豆を原料とした調味料で、中に大豆の粒が入っているのが特徴です。主に炒め物などによく使われ、味に深みを出してくれます。塩分が強いので、入れすぎないように注意してくださいね。

○アレンジCOOKING○

空芯菜と目玉焼きのスープ
残った空芯菜炒めを器に入れて鶏ガラスープを注いで胡椒をふり、最後に目玉焼きを添えてみましょう。
もともとしっかりとした味が付いているのでこれだけで簡単に味わい深いスープが出来上がります。ごはんとの相性もバッチリですよ。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-03-15

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