スカイトレインBTSの全駅構内で見かける黄緑色のブース、「スーントラ」のフルーツ&ハーブジュース全種類を飲み比べ!
サワッディーカー!バンコクナビです。
優しいきみどり色をベースにしたブースに、ほんわかとした男の子と女の子のキャラクターがトレードマークの、フルーツジュース屋さん『Soontra』。バンコクに来たならば、BTSの駅の構内やデパートで1度は見かけるはずです。
お店の名前『スーントラ』は、タイ人であるオーナーさんの苗字。“スーントラ家のママ”が、体に良くておいしいジュースを家族に飲ませたい!と作ったのがはじまりで、タイのフルーツ&ハーブのフレッシュな風味を生かして、甘さもぐっと抑えたジュースを作っています。
「パックや瓶詰めのジュースは甘ったるくて飲めたもんじゃな~い!」という日本人の舌も納得。
スカイトレインBTSの全ての駅の構内にあるので、バンコクに来たときにはぜひチェックしてみてください。
氷でキーンと冷やされたジュースたちに近寄ってみると、グラデーションがすごくキレイ。中身の分量は230ミリリットルと、1回で飲みきるには多すぎず少なすぎず適度な量。原材料費をきちんと反映させているんでしょうね、15バーツ~38バーツと、種類によって値段が一律でないところも好感が持てます。
健康志向の今時のタイ人にも大人気。気のせいか、買っているのはスタイルのいい人が多い気がします。
注意:BTSの車両&プラットホームでの飲食は禁止です。持ち込んで飲んだりすると警備員にピーっと笛を吹かれて注意されます。改札に入る前に、買ったその場で飲むのはOK!空いたボトルも回収してくれます。
■ 飲み比べ
そんな『スーントラ』のジュース、片っ端から全種類買って、バンコクナビオフィスの日本人・タイ人で飲み比べてみました。フレッシュジュースなので成分が底に溜まっていることアリ。開封前にはよく振るのがポイントです。
フルーツジュース
100%ジュースはオレンジとキャロットの2種類。他のフルーツジュースの砂糖含有量は5%、市販のジュースには10~15%はいっているのでかなりの甘さ控えめ!
日本人:
「あ、すっぱい。さすが100パーセント。」「100%でも濃縮還元のオレンジジュースはなんかとろっとしてるけど、これはサラっとして後味が軽い!」
タイ人:
「普段は屋台で絞ったオレンジジュースを飲みますが、砂糖をたくさん混ぜてあったり種が入っていたりします(甘みを増すためたまに塩も入ってます☆)。それに清潔なのがいいです。」
日本人:
「これが一番値段が高いんだよねー。(飲んで、)意外と薄いなー。」「飲み込んだあとに、じわーっと苦味が追いかけてくる感じ。」「にんじんキライな人はパスかな。」
タイ人:
「健康によさそう~。」「砂糖が入っていればもっと飲みやすいのに。」「40バーツあれば、ごはん1食・飲み物つきで食べられるので、ちょっと高く感じます。」
日本人:
「ボトル入りなのに新鮮風味!」「ココナッツの果肉の細切りが入ってるのは良いんだけど、ストローでは吸いにくくて残っちゃいそう。」
タイ人:
「生のココナッツ果汁にかなり近い。」「ほんとだ。甘くて“当たり”のフレッシュココナッツジュースの味だ。目をつぶって飲めば分かんないね。」
日本人:
「すっぱい~!目が覚めるね。」「ビタミンをキューっと注入してる感じ。日差しの強い中を歩いてぐったりしてても、コレを一気に飲めばぐっと元気になれそう!」「あ、ぽりぽりするのは種だね。」
タイ人:
「!?すっぱ過ぎて飲めませ~ん。」(タイ人はすっぱいのが好きだと思っていましたが、“酸味”単品ではなく、“甘酸っぱい”“すっぱ辛い”など、他の味とのコンビネーションが好きなようです)
日本人:
「まろやか!」「芳醇!」「グァバってこんなに優しい風味のフルーツだったんだー。」「生で食べるときの独特のかすかな苦味がまったくない。ぐいぐいいける~。」
タイ人:
「うわぁ、“ホーム(意味:いい香り/匂いに敏感なタイ人にとって上級のほめ言葉)”です。」「こんなに透き通っているグァバジュースは珍しいです。」
ミックス
ミックスフルーツバージョンは、どちらも甘酸っぱいパッションフルーツがベース。ビタミンCも豊富です。
日本人:
「パッションフルーツが僅差で勝ってる。」「にんじんの割合をパッションフルーツのちょうど半分にしたのは正解だね。」「これならにんじんキライな子供でも飲めそう。」
タイ人:
「ジュート(味が薄い)です。」「薬みたいな味がする」
日本人:
「これはまさに健康になれそうな組み合わせ。ビートルートのかすかな土っぽさがそのまま残ってる。」「デトックス効果が期待できそう!」
タイ人:
「色がすごい…」「苦い気がします。」
ハーブ系
ハーブ系は、本場タイハーブを使っているので経費が抑えられるのか、どれも15バーツ。甘さは、仙草ゼリーのみ、砂糖含有量5%の基本を超えて10%。
日本人:
「う…これ、タイ版青汁だ。しかも甘い青汁。」「青臭さが全然ないよ!…って言えないのがさすがナチュラルジュースだね。」「でもこのタイガーハーブ(和名:ツボクサ)、肌にすごくいいらしいよ。」
タイ人:
「これも屋台で売っていますがもっと甘いです。」「この味好きです、毎日飲みたい!(と、残りを全て飲み干し、日本人の拍手を浴びる。)」
日本人:
「さわやか~!汗をかいた後に飲みたい。」「スパで出されるハーブティーを忘れられない人にはもってこいだね。」「薄づきのみどり色がキレイ。」
タイ人:
「すごくタイらしいジュースです。」「飲んだらスッキリします。」
日本人:
「砂糖が他の2倍、10パーセント入ってるからすごく甘く感じる。」「これって夏バテにいいらしいよ。」「真っ黒な見た目のインパクトの割りにあんまり味がないよね。」
タイ人:
「これは、わざわざここで買わなくても、ゼリーがいっぱい入った屋台のものの方がおいしいかもしれない。」(でも旅行者にとっては屋台の味を安全に味わえるのは貴重!)
限定モノ
節やイベントに合わせた限定バージョンも。この時期は、そう「メリークリスマス&ハッピーニューイヤー」バージョン!赤ラベルがクリスマス・緑がお正月仕様です。中身は同じ、パイナップル60%、オレンジ30%、パッションフルーツ7%、ビートルート3%という爽やかな組み合わせ。
タイ人ベスト
グァバジュース 15バーツ
試飲したタイ人たちから“ホーム(いい香り~)!”というほめ言葉が口々に飛び出した時点で予想がついた通り、グァバジュースがトップ。市販のパックやビン入りものと比べてダントツで美味しく感じられたとの意見も多し。
日本人ベスト
レモングラス&パンダンリーフ 12バーツ
この爽やかさに参りました!しかもレモングラスやパンダンリーフ単品ではなく、ミックスされているのがポイント。タイハーブの風味を堪能できて12バーツは安い~!!
いかがでしたか?
見た目も可愛く、味も栄養もバッチリ。街歩きの途中でホッと一息つかせてくれる『スーントラ』のジュースで、渇いたのどを潤してみませんか?
以上、バンコクナビがお送りしました~。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2007-11-28