タイのビール、呑みくらべ

観光大国タイではビール商戦は年々激化の一途。今回はそんな戦火激しいタイのビールをタイ人も一緒に飲み比べてみました。

2月も半ばを過ぎるとタイは夏モードに近くなります。夏と言えばそうビールの季節。年間の平均気温が30度を超えるタイではビールの消費量もかなりのものです。更にタイ人もビールの好きな人が多いお国柄なので、コンビニやスーパーでは色々なビールが売られています。その中でも普段の生活で一番簡単に買い物をするコンビニで売られているビールにスポットをあて、どのビールがどんな味なのか、ナビが独断と偏見を十分こめて
ビール飲み比べをしてみました。それぞれのビールの特徴に加え、日本人2名、タイ人2名のコメントを付けてお送りします。日本人テスターのコメントは当然日本語、タイ人テスターのコメントは英語のまま表記しておきますので、その味覚の違いを見て頂くのも面白いかと思います。また良かったらビールを買う時の参考にしてください。

シンハービール
1口メモ:タイ人に限らず多くの外国人にも愛されているタイ国トップブランド。名前の由来はロゴと同じくライオンです。
アルコール度数:5.0%

● 日本人A評価:辛口、すっきり 炭酸強め
日本人B評価:口当たりやや強め 安心して飲める
● タイ人A評価:Strong and Sweet
タイ人B評価:Soft

シンハーライト
1口メモ:シンハービールが出したライトバージョン、本当にライトなんでしょうか?
アルコール度数:3,5%

● 日本人A評価:うすい ビールの味がするスプライトみたいな感じ
日本人B評価:うすいし、炭酸も弱い
● タイ人A評価:Light
タイ人B評価:Soft

LEO(リオ)
1口メモ:豹柄のデザインでシンハーに対抗。タイ人の若い層向けて発信?
アルコール度数:5,0%

● 日本人A評価:甘くて後味が口に残る
日本人B評価:酸味きついけど慣れたらいいかも
● タイ人A評価:Strong and Soft
タイ人B評価:Sweet and Light

チャン
1口メモ:タイでは国の象徴とされる「象」のマーク、こちらも歴史のあるビールです。
アルコール度数:6,4%

● 日本人A評価:薄い パンチが無い 匂いがイマイチ
日本人B評価:ちょっと臭みが・・・
● タイ人A評価:Bitter
タイ人B評価:Bitter and Acrid smell

CHEERS(チアーズ)
1口メモ:乾杯という意味の商品名、その名の通り乾杯してもらえるのでしょうか?
アルコール度数:5,0%

● 日本人A評価:ハーブの香りで甘い 女性向きかも
日本人B評価:独特の匂いが・・・
● タイ人A評価:Sour but not Strong
タイ人B評価:Sour similar with wine

FEDERBRAU(フェーダーブロウ)
1口メモ:2008年から広告に力を入れ、街のあちこちでロゴが目に留まるようになりました。タイで新しいブランドとして認知されるでしょうか。
アルコール度数:4,7%

● 日本人A評価:麦の香はするが焦げ臭い 薄味
日本人B評価:香ばしい匂い 酸味がきつめで薄味
● タイ人A評価:Acrid but softer than Hineken
タイ人B評価:same with A

Archa(アーチャー)
1口メモ:ナビは10年以上タイに住んでいますが、未だ飲んだことは無いどころか、その存在も知りませんでした。楽しみです。
アルコール度数:5,4%

● 日本人A評価:古くなったビールの味 コクがない
日本人B評価:ぼやけたビールの味 酸味も苦味もない
● タイ人A評価:Soft and Sour
タイ人B評価:Soft and not Acrid

サンミゲール
1口メモ:フィリピンのビールとして有名で東南アジアでは殆どの国で飲むことができます。香港でもよく飲みました。
アルコール度数:5,0%

● 日本人A評価:薬くさい コーラみたい
日本人B評価:薬のにおい 臭みがある
● タイ人A評価:Stronger than Chang
タイ人B評価:Good Smell

サンミゲールライト
1口メモ:同じくライトバージョン、未だ飲んだことがありません。さぁどうだ?
アルコール度数:5,0%

● 日本人A評価:炭酸が抜けてる感じ においがきつい
日本人B評価:サンミゲールから炭酸抜いたような味 牛の餌に入ってるビタミン剤の味がする
● タイ人A評価:Similar with Singha Light but Stronger
タイ人B評価:Soft but Stronger than Singha Light

ハイネケン
1口メモ:タイで海外ブランドとしては最もポピュラーなハイネケン、日本人にも人気は高いようです。
アルコール度数:5,0%

● 日本人A評価:飲み易いけどパンチが無い
日本人B評価:タイビールと比べるとおとなしい
● タイ人A評価:More Sour than LEO Beer
タイ人B評価:Strong same with LEO Beer

SIAM SATO
1口メモ:ビールではなく、お米から作った「お酒」です。殆どのコンビニでビールと並んで販売されていて、瓶の雰囲気もビールそっくり、間違えないよう参加して頂きました。いわゆるタイ産の「日本酒」と考えて頂ければよいかと思います。
アルコール度数:8,0%

● 日本人A評価:安い白ワインと日本酒を混ぜた味 タイ米のにおいがする
日本人B評価:できそこないの日本酒、料理酒ならOK
● タイ人A評価:Sweet
タイ人B評価:Sweet and easy drink
最近では増えてきたオリジナルとライトの組あわせ、色がどれくらい違うのか並べてみました。
シンハー&シンハーライト<br>
 オリジナルの方が色も濃く、飲み気を誘うような色

シンハー&シンハーライト
オリジナルの方が色も濃く、飲み気を誘うような色

サンミゲール&サンミゲールライト<br>
 なんとライトの方が色が濃いです

サンミゲール&サンミゲールライト
なんとライトの方が色が濃いです

いかがでしたか? タイのビール飲み比べ。タイでしか味わうことのできないビールもありますので、在タイ中に是非ご自身の舌と喉でお試しになってください。
なお現在のところ、午後2時から夕方5時、夜12時から朝6時までの間、アルコール類は店頭で買うことができません。この時間をずらして買出ししておきましょうね。以上バンコクナビでした。
関連タグ:ビール比較

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-02-20

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