バンコク在住の方のビザなどの手続きはチェーンワタナ通りの政府庁舎B棟へ
サワディーカップ バンコクナビです。
2009年9月末より、タイのイミグレーション(入国管理局)がドンムアン空港の近く、チェーンワタナ通りのソイ7に移転となりました。
短期旅行者にはあまり縁の無い場所ですが、ビザを取得して長期でバンコクに滞在する方には切っても切れない、度々お世話になる重要な場所です。
ナビもノンイミグラントBビザでタイに滞在していますが、滞在中は出国しない限り90日毎の出頭、現住所の届出義務があります。通常は本人が行く必要は無いため、タイ人スタッフに行ってもらうのですが、今回はこれを機会に一度、1人で行ってみることにしました。
今回は、1人や日本人だけで向かうという方のために簡単な行きかたをご説明します。
BTSモーチット、MRTチャトゥチャック公園駅から出発
地下鉄沿線のコンドミニアムに住んでいるナビ。今回はビザの更新ではないため、朝9時頃にノンビリと地下鉄でチャトゥチャック公園駅へ到着。1番出口からパホンヨーティン通りへ出ました。BTSからだと1番、3番出口が進行方向です。
地下鉄同出口から出ると左手にすぐバス停が見えます。バスで行く場合は52番系統のバスが、チェーンワタナー通りを通るようですが、怠け者かつ「時は金也」のナビは迷わずタクシーで向かいます。
タクシーには何というのがベスト?
サートン通り、ソイスワンプルーにイミグレーションがあった際は「パイ トーモー」で事足りていましたが、新しい場所へ行くにはこれでは不十分。タイ人にとっては全く無関心な場所ですので、以前の場所へ連れて行かれないとも限りません。とりあえず、
「パイ ソイ チェーンワッタナ ジェット(7)、トーモー ティーマイ クラップ(แจ้งวัฒนะ.ซอย 7, ต.ม. ที่ใหม่)」と「チェーンワタナ・ソイ7の新イミグレ」をドライバーに強調してみて反応を見ることに。
運転手さんはもちろんご存知ないようですが「行けば分かるさ!」ということで、無理やり発車しました。通常は「パイ スン・ラーチャカーン アーカーン B タノン・チェーンワッタナ ソーイ ヂェット(7)(ไป ศูนย์ราชการเฉลิมพระเกียรติฯ อาคาร B อยู่ที่ ถนน แจ้งวัฒนะ.ซอย7)」と伝えれば、田舎からバンコクに来て間もない新米タクシー運転手でもない限り行けそうです。
タイ語を見せても「????」な良く分かっていない運転手に出会ってしまったら、大人しくドアを閉めて次のタクシーを捜しましょう。
一路、新イミグレへ
ウィパワディー・ランシット通りをドンムアン空港方面へ約10分、途中カンペンペット6通りからラクシーのITスクエアを見ながら左折、チェーンワタナ通りへ入りました。ここからは渋滞で、TOTやラクシー郵便局、CATテレコムを左手に見ながら進むと政府庁舎の入口が見えてきました。
「ศูนย์ราชการเฉลิมพระเกียรติ ๘๐ พรรษา ๕ ธันวาคม ๒๕๕๐ | The Government Complex Commemorating His Majesty The King’s 80th Birthday Anniversary, 5th December, B.E. 2550 (2007)」とやたらと長い正式名称のようです。
政府庁舎への入口
新イミグレは政府庁舎B棟に
チェーンワタナ通りソイ7に入ってすぐに右手に見えるのが、政府庁舎のA棟。その奥にコンベンションセンターを挟んで、奥にあるB棟2階(地上階ですが、建物の構造上2階になるようです)にイミグレーションはあります。にしても、やたらと広い敷地と大きい建物。館内の行き来も大変そうですが、縦割り行政のしっかりしているタイだからきっと平気なのでしょうね。
ちなみに、タクシーが停まったのはB棟の正面入口、目立つところに「Immigration」の表示があり、これに沿って進んでいけば無事たどり着きそうです。料金は運転手の知ったかぶりにつきあったせいもあり約110バーツ。渋滞具合もありますが、120バーツあれば足りそうです。
正面入口からは左方向へ
東側入口(こちらが一応正面入口?)から館内に入ると陸上競技場くらいの広さがありそうなホールが眼前に広がります。柱が全くない構造はちょっと感動です。
とりあえず、ホールの外周に沿って左手方向へ進んでいくと、イミグレーションに到着です。「Immigration」という貼り紙と、ダンボールを抱えて入ってくる職員と思しき人たち。引越しはまだ完了していないようです。
柱の無いとても広いホール
入るとまずはInformationカウンター、こちらで申請用紙などを受け取り、記入します。
ナビの書類はすべて揃っているので、書類に書き込み中の準備不足な方々を華麗にスルーして次の「Queue Ticketカウンター」へ。手続きごとにカウンターを指定され、順番待ちの番号札を貰うことになっています。
ちなみに、90日レポートは「Queue Ticketカウンター」のすぐ右側で係官にその場で処理してもらえます。いつもは30分くらいは待つつもりで出かけるのですが、この日はものの3分くらいで終了。かなり拍子抜けしました。
フロア見取り図
対応する窓口に応じて、QUEUEカウンターで番号札を貰いましょう
さて、帰路は…
用事も済んでオフィスに戻ろうかと思いイミグレションを出て、ふと左手を見ると外にタクシーの列が……。こちらがタクシーのピックアップポイントになっています。
今回は出発地の「BTSモーチット駅」まで戻ることにしました。タクシーに乗り込んでメーターを倒したのを確認したら、あとは到着を待つばかり。以前より遠くはなりましたが、行くのは難しくは無いようです。
ちなみに、政府庁舎の施設内を巡航するシャトルバスもあります。
チェーンワタナー通り⇔政府庁舎A棟⇔コンベンションセンター⇔政府庁舎B棟を巡回する「RedLine」は約20~30分おきのようであまり便利とは言いがたいサービスですが、無料なのは評価できますね。
MRTチャトゥチャック公園駅、3番出口に無事到着です
行ってみて分かったこと
構内で釣りをすると2000バーツの罰金です(念のため……)
年が明ければまた、ビザの更新がやってくるナビ。パスポートを紛失したりといった事故がなければ、次の訪問は2010年の1月になりそうです。その際には正面玄関ではなくて、裏手のタクシー乗り場に降りることにしようと思います。
以上、バンコクナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2009-10-26