【ダイビング体験レポ】バンタオビーチダイビング

プーケットのニューダイブサイト?!バンタオビーチでダイビングしてきました~。

サワディーカ~。カナポーです。知り合いの現役ダイビングインストラクター(外国人)から「バンタオビーチのニューダイビングサイトに生徒を連れて行ってきたんだけど、いや~、マジ良かった~。飛行機とかヘリコプターとか沈んでいて~。(以下省略)」という感激の声を聞き、「それじゃ、一丁、潜ってみるしかないでしょう!」と思い立ちさっそく1日がかりでバンタオビーチにあるニューダイビングサイトへ行ってきましたー。

【朝】

半年ぶりのダイビング当日の朝がやってきました~。今回のデイトリップ、ピックアップはパトンビーチ限定ということで、プーケット南部に住んでいるカナポーは自動車でパトンビーチへ。バングラー通りの奥、ソイ・センサバイにある有料駐車場に車を置きさり、集合場所へ。約束通り8時30分にピックアップのミニバス登場。クーラーも程よく効いて、心地よいニューミュージックを耳にしながらパトンビーチからお隣のカマラビーチ、カリムビーチ、カマラビーチ、プーケットファンタシー前、スリンビーチ前を通り抜け、途中「えっと、僕今日初めてなんで、場所分かりますか~?」というドライバーさんのお茶目な発言ハプニングなどをみごと交わしてなんとか目的地「バンタオ」ビーチへ到着。それにしてもソイ・センサバイにある駐車場代60バーツ(1日)。ちょっと前まで40バーツだったのに・・。

【バンタオビーチ】

バンタオビーチと聞くと「バンヤンツリープーケット」「シュラトン・グランデ・プーケット」などの高級ホテルが集まるスーパーデラックスホテルエリアを想像するのですが付いたビーチは目の前は、漁師さんのロングテールボートが停泊するビーチ。「え~、ここバンタオビーチじゃない~。」とおもって、ふと後ろを振り返れば緑色の看板に大きく「バンタオビーチ」と書いてあるので間違いなくここはバンタオビーチ!バンタオビーチは高級ホテルが立ち並ぶビーチだけじゃない!!ということをいまさらながら、発見。ローカルな匂いがプ~ンと漂うビーチです。

【ロングテールボート】

移動は地元漁師さんも使っているタイランドオリジナルボート「ロングテールボート」で。スタッフが運んできたタンクをビーチでセッティングして、その他の荷物とともに、目の前のロングテールボートへ運びます。

【ブリーフィング】

「遅れてすいませ~ん。」(英語で)とニコニコやってきたリーダーらしき、流暢な英語を話すタイ人インストラクターが「参加者リスト」を見ながら点呼。水対策にしっかりラミネイトされた1本目のダイビングサイトのマップを使って1本目の軽くダイブブリーフィングを始めました。本日はダイバーグループ、ノンダイバー&ダイビングライセンス講習生徒グループの二グループに分かれてボートに乗りこみます。ノンダイバーは講習前にランチタイムに利用するビーチ「バナナビーチ」に先に降ろしてくれるそう。プーケットのダイビングデイトリップは、船から降りることがないのでノンダイバーは、まったりビーチを楽しめてうれしい~かも。

ダイビング1本目:エアークラフトパーク

ロングテールボートを走らせ10分ほど。2008年11月に「ニューダイブサイト」を作るべく人工的に沈められた飛行機4機+ヘリコプター1機からなるポイントに到着。小型ボートからのエントリーは船淵に腰掛けて背中からクルンと水面に落ちる「バックロールエントリー」。船体が狭いので器材装着には動きが採りにくくちょっぴり不便ですが、気さくな船長さんとスタッフがなにかと手伝ってくれたのは、助かりました。
水中の中はこんな感じ・・・。流れが強くさらには、透明度3メートル!と驚くべき悪さ。地上でのカメラ撮影にはなれているカナポーですが、水中撮影は、何と人生初の経験。う~ん。やっぱり陸上とは勝手が違うので戸惑います。さらに、水中の暗さに付属のフラッシュでは物足りない様子。「これ、ヘリコプターですか?それとも飛行機?」と水中で他のダイバーに尋ねたくなったほど、戦隊はすでにかなり腐食していました。
浮上して、ロングテールに「OK」サインを出したらピックアップしに来てくれます。

ランチタイム

ランチタイムはすでにノンダイバーグループが上陸している「バナナビーチ」へ。かわいらしい小さなビーチにあるアジアンちっくなオープンスタイルのレストランでご飯。プーケットのダイブトリップは船上ランチが基本なのですが、今回は秘境ビーチで温かいご飯を食べられるのはうれしい~。食後にはカットフルーツも出てきてお腹は大満足!2本目のダイビングまで時間もあるので、ひと時のビーチタイムをエンジョイできます。

ダイビング2本目:ティンプラットフォームレック

各ダイバーがボート上でタンクの交換が済んだら、ビーチで2本目ダイビングのブリーフィング。お~、ホワイトボードの代りに海岸の砂に地図を描く姿は、エキゾチックスタイルです。
90年代初頭に沈潜した小型船が沈む最大深度15M弱のミニレックポイント。「ライオンフィッシュ(かさご)など沢山の魚が見る事が出来ますぅ~。」というタイ人スタッフの言葉通り外人ダイバーが喜ぶ「ライオンフィッシュ(かさご)」はステイしていましたが、想像したよりも魚さん達は住んでいませんでした。船もかなり腐食していました。1本目よりも更に透明度は悪くどう考えても1メートル50ぐらい。こんな時には目立ちカラーの、ピンク、蛍光カラーのフィンを履きたいものですね。
うっすら画像でスイマセン。キンセンフエダイの群れです。

うっすら画像でスイマセン。キンセンフエダイの群れです。

むむっ。

むむっ。

リボンをひらひらさせているのはハナミノカサゴ。カップルなのかな~?

リボンをひらひらさせているのはハナミノカサゴ。カップルなのかな~?

巨大なモヨウフグとおもいきや、このかわいらしい瞳はネズミフグちゃん。

巨大なモヨウフグとおもいきや、このかわいらしい瞳はネズミフグちゃん。

ヒトズラハリセンボンにピタッとひっついているのは、体を掃除してくれるホンソメワケベラ。ハリの間ってやっぱり汚れが落ちにくいのでしょうか。。。

ヒトズラハリセンボンにピタッとひっついているのは、体を掃除してくれるホンソメワケベラ。ハリの間ってやっぱり汚れが落ちにくいのでしょうか。。。

帰途

バンタオビーチへ戻り。ロングテールから荷物&器材を下ろしビーチでパッキング。ノンダイバーグループのロングテールを待ってミニバスにてパトンビーチへ。

ダイブサイト「エアークラフトパーク」について

海水で劣化し易い材質しやすいアルミニュウム製機体を鎮めた為、まだ4か月ほどしかたっていないというのにかなり腐食が進んでいるダイブサイト、エアークラフトパーク。透明度がよければ水面近くから円上に並べられた機体が眺められて感動するかと思うのですが、透明度が悪いと何が何だか、何処がどれだか分からない状態なので、コンパスは必需品でしょう。ということで、ナビゲーションがきちんとできる中級以上のダイバーにおすすめするポイント。できたてほやほやのニューサイトな為か、群れなすも稚魚が多かったのが印象的でした。

個人的な感想

お魚目当てもしくは、本気でダイビングをしたい人には、かな~り物足りないサイトかもしれません。ただし、お昼何処で利用する「バナナビーチ」は緑も多く観光地化されていないのでお勧め!ノンダイバーと一緒にビーチでまったりして、ダイビングはついでで良いという人にはうけるダイブサイトかもしれません。
いかがでしたか?ダイブポイントは個人的には「いまいち・・。」だったのですが、タイでしか味わえないロングテールボートダイビングも体験でき、船上で1日を過ごす他のダイブサイトと異なり「バナナビーチ」という秘境的ビーチでまったりした時間も過ごせ、ノンダイバー&子供連れで行った「休日」として考えると、それなりに満足な1日が過ごせました。以上、次回は水中写真の腕前を上げて素敵な写真を撮りたいと願うカナポーがお送りいたしました。

その他情報

*水中カメラ貸出提供=「オーシャンジーオーダイバー(Ocean Geo Divers )」

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-03-10

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