渋滞都市バンコクをセンセープ運河で行く!
サワッディーカー、バンコクナビです。渋滞がひどいことで知られるバンコク。時には渋滞のせいで旅行の計画が狂ってしまうこともありますよね。そんな時にオススメなのが、バンコク都民の“足”であるセンセープ運河の利用です。かつてバンコクは“東洋のベニス”と呼ばれた程、運河が多かったんですよ。今でもタイ人が日常的に利用し、どローカルな“タイ感”満点の交通機関、センセープ運河をご紹介したいと思います!
センセープ運河って?
バンコクの中心部を東西に流れるのが、センセープ運河。そのうち18kmの路線を100隻のボートが運行。プラトゥナム(ラチャプラソン地区)を中心に、東行き・西行きの2航路があります。どちらも15~20分おきにエクスプレスボートが走っています。特に渋滞が激しいセントラル・ワールドや伊勢丹などラチャプラソン地区に行くのに便利です。タクシーよりも早く到着できちゃいます。更に、プラチナムファッションモールに行く場合は、ボート降り場のすぐ目の前なのでBTSから延々と歩く、という手間も省けちゃいます。
下の路線図では右側が切れていますが、ラムカムヘンやバンカピもボートで行けます。東側の路線をもっと知りたい方は、センセープ運河エクスプレスボートのHPをチェックしてみてください。
「KHLONG SAEN SEAP Express Boat」公式HPより(日本語表記に修正しました)
運行時間
▼西の終点(Phanfa Leelard)←東の終点
月~金5:30~19:15/土6:00~18:30/日6:00~18:00
▼西の終点(Phanfa Leelard)→プラトゥナム(Pratunam)
月~金6:20~20:00/土6:20~19:30/7:00~19:00
▼プラトゥナム(Pratunam)→東の終点
月~金6:15~20:30/土6:15~19:45/7:00~19:15
<乗り方>
① ボートに乗る乗り方はとっても簡単!行き先を決めて、ピア(ボート乗り場)でボートを待つだけ。ボートが来たら乗り込みましょう。チケットは、乗船後に買うので心配いりません。乗る時は、運河に落ちないように足元に注意して下さいね。
② チケットを買うボートに乗り込んだら、チケット売りの車掌さん(?)のような方が近づいてくるので、行き先を告げて、言われた金額を払いましょう。ちなみに運賃は距離によりますが、10バーツ~20バーツと激安です。
※20バーツ札など小銭を用意しておきましょう。1000バーツ札を出すとお釣りが無い、なんてこともあるので要注意です。
※チケットは乗り換え時(中央ピアのプラトゥナムで乗り換えが必要な場合もある)に必要になるので、なくさないようにしましょう。
<乗っている間の注意点>
▼しっかりロープを持ちましょうボートの中は、座席がある場所と立ち乗りする場所が分かれています。けっこう揺れるので、座席が空いていれば座席に、空いていなければ立ち乗りしながらしっかりロープにつかまりましょう。
▼水しぶきに注意ボートで運河を行くのは爽快ですが、時々、悪臭漂う運河の水しぶきがボートの中まで飛んできます。臭いと色から汚い水だと思われるので、顔や身体にかからないようにしたいもの。ボートの両脇にある丸い吊革のようなものを操作して、青いビニールシートを上に引っ張り上げ、水しぶきがかからないように気を付けましょう。
▼救命用浮き輪の在り処をチェック万が一のことを考えておくのは、旅行の基本。ボートの天井中央部分には、救命用の浮き輪(オレンジ色のビート版のようなもの)があるので、もし事故など何か不測の事態が起きたら、迷わずゲットしましょう。
<降り方>
① 目的地に着いたかチェック!
ボート内では特にアナウンスなどはないので、ピアの標識をしっかり見ておきましょう。
ちなみに、ボートは各駅停車のような感じなので、全てのピアに順番に停まります。
② 落ちないように気を付けて船を下りる降りるときは、足元をしっかり確認しましょう。運河に落ちないようにしてくださいね。
ちなみに、降りるときにチケットを見せる必要はありません。
オススメの利用法
<その1:プラチナムへ>
センセープ運河の利用でオススメなのが、プラチナム・ファッションモールに行くこと。プラチナムに行くのは、車だと大渋滞に巻き込まれますし、BTSだとチットロム駅からたくさん歩かなければなりません。そんな時は、ボートでゴー!です。中央ピアのプラトゥナム(Pratunam)で降りて、地上に出ると、すぐ目の前にプラチナム・ファッションモールがあります。
<その2:ワットサケットへ>ワットサケット(黄金の丘寺院)に行くのも、センセープ運河が便利。西の終点ピア(Phanfa Leelard)で降りて、左側に少し歩くとワットサケットが見えてきます。
<その3:カオサンへ>
バックパッカーに人気のカオサン通りにも、センセープ運河を使えばスイスイ行けちゃいます。
西の終点ピア(Phanfa Leelard)で降りて、右地図の遠りに真っ直ぐ歩いて左に曲がると、カオサン通りです。
いかがでしたか?バンコクの“庶民の足”センセープ運河を上手に利用して、タイ旅行を満喫して下さいね。以上、バンコクナビでした!
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記事登録日:2015-12-09