毎年変るバンコクのゴルフ事情。人気ゴルフ場をナビが選んでみました。お勧めコース盛りだくさんです。
サワディカップ、バンコクナビです。バンコクは東南アジアでも有数のゴルフ場天国、車で1時間ほどのところに数十のゴルフ場があり、日本人のみならず、韓国、香港、台湾など多くの国のゴルファーがコンディションの良いコースを求めてゴルフツアーにやって来ます。今日は2016年、2017年のコンディション情報やナビでの予約状況も含めたバンコクゴルフ場最新情報を特集してみました。各コースの特徴もあわせてご覧ください。
アルパインゴルフ&スポーツクラブ(Alpine Golf&Sports Club)
ドンムアン旧国際空港の北東に位置し、バンコク市内から車で約1時間の距離にあるアルパインゴルフ&スポーツクラブは2000年に開催されたジョニーウォーカークラッシックで、タイガーウッズ選手が25アンダーの大記録で優勝、その後もアーニーエルス選手など世界一流プレーヤーが戦った舞台として有名です。池やバンカーが巧みに配置され、グリーンも一定の速さを保っているアルパインはバンコクでも一、二を争う難コースであると同時に、美しさも人気もトップのゴルフコースです。
18ホール パー72 6,577ヤード(ブルー)
タイカントリー クラブ(Thai Country Club)
なんと言っても有名なのはタイの国名を冠したタイカントリー、場所はバンコクの東に位置し、車で約50分、フェアウェィ、グリーンのコンディション共に良く、常に多くの人がプレイを楽しんでいます。1997年にはタイガーウッズ選手海外初優勝の舞台となったコースでもあり、ペニンシュラホテルグループが経営している屈指の名門コースです。毎週月曜を定休としている分、常にベストのコンディションです。18ホール パー72 6,595ヤード(ブルー)
ザ ロイヤルジェムス ゴルフシティ(The Royal Gems Golf City)
前半9ホールは全英オープンの開催されるセントアンドリュースや全米オープンが開催されるアメリカの超名門ホールを再現、後半の9ホールはマスターズが開催されるオーガスタを再現した2012年オープンの完全メンバーシップ制のゴルフコースです。木々がまだ充分に育っていないので3位の地位に甘んじていますが、最近では木々の成長と共に難易度も上がりつつあり、数年後には間違いなくトップの地位に着くと予想される素晴らしいコースです。
バンコクには珍しい高低差のあるフェアウェイと攻めがいのあるコースレイアウトが多くのゴルフファンを魅了しています。
全長6,660ヤード 18ホールパー71(アウト35 イン36)
ニカンティ ゴルフクラブ
バンコクの南西、ナコンパトムに新しくオープンしたニカンティゴルフクラブは
他のゴルフコースと異なる点が多い、ある意味異色のゴルフコースです。
異なる点を挙げてみると
1.ロング、ミドル、ショートそれぞれ6ホールずつのパー72
2.スタートホールは1番、7番、13番
3.新しいゴルフコースでも木が太くて大きく、えぐいラフの箇所がある
4.フェアウェイのうねり、グリーンの傾斜もすごい
5.ゴルフカートにはGPSが付いたモニターがある
6.料金には2回の食事が含まれている
このように、一般的なバンコクのゴルフコースの常識を覆す部分の多く、
プレイ後すぐにもう一度プレイしたくなる不思議な魅力を持ったゴルフコースです。
全長6,789ヤード パー72
ナワタニ ゴルフコース(Navatanee Golf Course)
ナワタニ ゴルフコースは車で約1時間、バンコク北西部、ラムイントラー方面にあり、1975年、タイで初めて行われたゴルフワールドカップのために作られたゴルフコースです。大会ではジョニーミラー率いるアメリカチームが優勝しました。
7つのドッグレッグを持つ上品なコースレイアウトは国際水準のゴルフコースとして、タフでチャレンジしがいのあるコースと評価されています。ゴルフカートの使用が義務付けられており、コースは常にグッドコンディション。タイのV.I.Pが多くプレーするホールとしても有名です。
18ホール パー72 6,315ヤード(イエロー)
ザ・ロイヤルジェムス・ゴルフ & スポーツクラブ(Tha Royalgems Golf&Sports Club)
チャオプラヤー川の向こう、トンブリを越えプッタモントンエリアにある高級ゴルフコースです。現在では交通の便も良くなり、バンコク市内から50分ほどで到着することができます。雄大なコースとコンディションの良さには定評があり、コースレイアウトも良いゴルフ場です。2016年に約半年を掛けティグランド、フェアウェイ、グリーンと全面的に改修を行い、現在は素晴らしいコンディションとなっています。
距離もある上、池も多く、フェアウェイを外すと粘るラフが難度を上げています。メンバーにはタイのV.I.Pも多く見られます。
18ホール パー72 6,702ヤード(ブルー)
ヴィンテージ
バンコク市内から約40分、スワンナブーム国際空港から約20分ほどの位置にある比較的フラットな18ホールパー72のゴルフコースです。空港に近いこともあって、深夜便でバンコクへ到着後そのまま早朝からゴルフを楽しみたい方に打ってつけのコースで、こちらのコースならば空港ピックアップの追加料金は掛かりません。
比較的フラットなフェアウェイで距離もやや短めに設定されているため、女性同伴でプレイされる方、比較的ビギナーに近い方などに人気のゴルフコースです。
全長6,952ヤード 18ホールパー72
ロイヤルレイクサイド
海風と川の風が両方流れ込むリンクスコースであるロイヤルレイクサイドは全長7,003ヤードの18ホールパー72のゴルフコースです。砲台状のグリーンはまるでポテトチップのように複雑な隆起が入り混じり、パッテイングには深い読みが要求されます。
広いフェアウェイを持ち豪快なドライバーを打てるホール、距離とコントロールの両方を求められる傾斜の強いフェアウェイなどレイアウトの豊富さでビギナーから上級者まで楽しんで頂けるコスパの良いゴルフコースです。ただし雨季には若干ぬかるみ易いため、出来れば10月以降のプレイが理想的です。
全長7,003ヤード 18ホールパー72
タナシティ ゴルフ&カントリークラブ
スワンナブーム空港南、平坦な土地に街ぐるみ開発されたタナシテイ ゴルフ&カントリークラブは空港に発着する飛行機を真上に見ながらプレイすることの出来る珍しいゴルフコースで、グレッグノーマンによる設計です。深いバンカーとウォーターハザードに守られたコースは戦略性が高く、ややロングヒッター有利のコースと言えるでしょう。その分思い切ってドライバーを振ることが出来るホールが多く初級から中級者のゴルファーに向いているゴルフコースです。
全長6,966ヤード 18ホールパー72
レイクウッド カントリークラブ(Lake Wood Country Club)
バンナー方面に車で約1時間の距離にあるレイクウッドC.Cはレイク、ウッド、ロックの27ホールのゴルフコースです。ドッグレッグとウォーターハザードが多く、特徴のあるコース内容となっています。どのコースを回るかは当日にならないと分かりませんので、組み合わせによっては数回行かないとコースの全体像を掴むことはできないかもしれません。プールがありますのでゴルフをされない方にも楽しんでもらえます。
27ホール パー72
ウィンザーパーク
全4コース36ホール、芝の養生のため、週1日は必ずコースを休ませるといったように メンテナンスに充分な配慮をした運営を行っているゴルフ場です。適度なアンジュレーションと沈み易い草質のラフにより難易度も高く、何より面白いのはレイアウトの多彩さです。先にオープンした18ホールと後からオープンした18ホールでは全く異なるコンセプトで開発されているため、この二つを廻る時は別のコースでプレイしているような錯覚に陥るほどです。良い意味で「バンコクらしくない」ゴルフコースです。
36ホール パー144
ロータスバレイ ゴルフリゾート(Lotus Valley Golf Resort)
旧名称ワールドトレードインターナショナルは2008年に完全リニューアルし、ゲーリープレイヤーの設計によりロータスバレイ・ゴルフリゾートとして生まれ変わりました。場所はパタヤに近く、バンコク市内からは1時間15分ほどの距離にあります。日本人アドバイザーの戸川氏が在籍し、日本式のお風呂がある最新のゴルフコースです。全てのホールに池が絡み、細かいアンジュレーションのあるフェアウェイが特徴の18ホールです。フェアウェイは緑の絨毯のようにフワフワ、最高のコンディションに在ると言えるでしょう。
18ホール パー72 6,527ヤード(ブルー)
ザ ロイヤル ゴルフ&カントリークラブ
バンコクからスワンナブーム空港を過ぎて最初の出口を降りたところにあるザ ロイヤル ゴルフ&カントリークラブ。日本人 宮澤長平氏による設計の全長7,123ヤードはタイのゴルフコースの中でも1.2を争う長さで、高速グリーンと相まって難易度の高いゴルフコースです。
空港に近いこともあり、深夜便で日本へ帰国される際、午後からのプレイを楽しんでから空港へ向かう方などに打ってつけのゴルフコースです。
水はけが非常に良く、雨季でも快適にプレイをお楽しみ頂けます。
全長7,123ヤード 18ホールパー72
レガシーゴルフクラブ
バンコク市内に近く移動時間は約35分、帝王ジャックニクラウスが設計したレガシーゴルフクラブ
7,035ヤードパー72のメンバーシップコースです。
2年ほど前に全面改築された美しいクラブハウスを持ち、ティグランドからグリーンまで続く長いモンスターバンカー
が難易度を上げています。後半はモンスターバンカーに加え池も多くなり、平坦ではありますが決して易しくはありません。
サファリワールドが隣接していることもあって沢山の水鳥が見られる面白いコースです。
スワン ゴルフ&カントリークラブ(Suwan Golf&Country Club)
2008年オープンのゴルフ場で、行き届いたコース管理と絶妙のコースレイアウトで非常に美しいゴルフコースとなっています。2009年グリーンの全面改修も完了し、2010年アジアンツアーインターナショナルが開催されたコースとして最近有名になりつつあります。バンコクでは珍しく、固い地盤のため、アプローチには注意が必要なコースです。
バンコク市内から南西、ローズガーデンの方向にあり、車で約1時間分ほどの距離です。
18ホール パー72 6,721ヤード(ブルー)
タイ、バンコクは温暖な気候に恵まれ、芝の育成にはとても良い場所と言えます。名門コースだけでなく、コンディションの良い人気のコースが沢山あります。是非バンコクにゴルフ旅行にお越しください。以上、バンコクナビでした。
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記事登録日:2018-03-22