バンコクの新興住宅地、下町の文化と時代の流れが交差する街
サワディーカップ バンコクナビです。
今日はBTSスクンビット線の南の端、BTSオンヌット駅にやってきました。
住民の足は乗り合いピックアップトラック、「ソンテウ」。タイ語の看板にあふれ、行き交う人もどことなく垢抜けていない感じがして古き良きバンコクを髣髴させます。
このエリアはアソーク方面から向かう場合は、川(運河)を越えた向こう側ということで、都心部とは一線を画す「田舎っぽさ」のようなものがあったのですが、BTSが開業しBTSオンヌット駅ができて以来、バンコク都心部とオンヌット以南、ウドムスクやバンナーといったエリアを繋ぐ交通の要所として注目され、現在もまだまだ開発が進んでいます。
BTSオンヌットを基点にしたときに最も目立つのが、同駅に直結する大型スーパーマーケット「テスコロータス オンヌット店」。さらに徒歩10分ほど、ソイ・オンヌット(スクムビット・ソイ77)にある「カルフール オンヌット店」。この2つがランドマークです。この2店を含むエリアには多くの飲食店、マッサージ店、屋台、市場などが集まり観光地としての魅力も満載、しかも現地価格なのが嬉しいところです。
たとえば、この界隈のほとんどのマッサージ店、タイマッサージが1時間100バーツ~とシーロムやスクムビットエリアとくらべるとお値段は雲泥の差。
洋服やアクセサリーを扱う屋台も多く、お値段は50バーツ~とある意味、驚きのお値段。普段使いして、くたびれたら捨てても心が痛まないくらいのお値段で売られています。
テスコロータス・オンヌット店
|
|
カルフール・オンヌット店
|
開発も進んでいます
遠くにはアパートやコンドミニアムが多く見えます
全てがリーズナブルなこのエリア、在住の外国人や観光客にも注目されています。
小洒落たホテルやスパをはじめゲストハウスなども多くなり、近隣にはコンドミニアムやアパートメントが雨後の竹の子のように立ち並ぶようになり、外国人の姿が多く見られるようになりました。もちろん日本人の在住者も増えています。
この界隈のアパートやコンドミニアムなどの物件は、スイミングプールやジムなども併設していながら、都心部と比べると格段に家賃も安いため、長期滞在を目的とする方にもオススメのエリアです。
そんなオンヌット界隈をBTSの出口番号ごとにご紹介します。
Exit.1 カルフールへの道すがら、タイマッサージ銀座?!
1番出口を降りて人の流れとともにUターン、多くの人の足はソイ77のカルフールへ向かいます。
ソイ77/1はカルフールの裏口へ通じていますが、この路地にはマッサージ店が数多く出店されています。どのお店もタイマッサージが1時間100バーツ~と、良心的。というよりもタイ人にとっては適正価格。言葉の壁はありますが、腕はさすがに本場仕込みのシッカリしたものです。
ちなみに、このソイは夕方になると地面にシートを引いた即席市場へ変貌します。多くは女性向けのアクセサリーや洋服などですが、なかにはVCDなんかも。
オンヌット通り(ソイ77)は片側2車線の大きな通りで、奥に入ると数多くのコンドミニアムやアパートがあり、ベッドタウンとなっています。
貸本屋があるのがローカルの証?
|
|
釣具店があるのも驚きです
|
Exit.2 ロータスで腹ごしらえ&暇つぶし
常に賑わっているフードコート
スープも付いて45バーツ
この界隈でイチバン目立つ建物といえばこの大型スーパー、「テスコ・ロータス」。スクムビット通り沿いにあり、BTSの改札階とも直結していることもあり終日、大変な賑わいです。エアコンも効いていて快適ですし、フードコートは多くの人で賑わっています。
ナビもここで腹ごしらえ。ロータスやカルフールのフードコートはチョイスが豊富で賑やか、リーズナブルで清潔ということもありタイ人からも広く支持されています。
外に一歩出ると常設のマーケットがあり衣類、アクセサリなどが売られています。Tシャツ1枚50バーツ~など、都心部とは価格体系がかなり異なっていてビックリです。
ちなみに、こちらの出口からすぐのホテル「Imm Fusion」は近日取材予定です。
ステーキハウス「ベストビーフ」
|
|
近日取材予定「Imm Fusion」
|
Exit.3 個性派スパへはこちらから
ナビでも紹介している、「
ピムマーライ・スパ」や「
バヤ ヘルス&スパ」へはコチラからアクセス。ソイ60にある「
シリギリヤ・スパ」へタクシーで向かう場合もこの出口を利用しましょう。
Exit.4は降りるとすぐにバス停があります。
ノーエアコンの2、25、48番やエアコンの501(サイアム、MBK方面)、511(セントラルワールド、パンティッププラザ方面)番などでアソーク方面へ戻ることも可能です。
もう半分は完成しているようにも見える、BTSの延長工事
いかがでしたか?
インターナショナルな雰囲気とタイのローカルな雰囲気を手軽に味わえる場所といえば、プラトゥーナムの裏路地などもありますが、オンヌットのこれからも期待大です。
今後、2011年にBTSの延長工事か完成しBTSがさらにバンナー方面に延びることを考えれば、近い将来にこの一帯もトンローやエカマイのように娯楽エリアとしても、ベッドタウンとしても小洒落た街に変貌する可能性もあり楽しみでもあり、寂しくもありといった感じです。
以上、バンコクナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2009-07-01