雨のタイ旅行の過ごし方

雨でもへっちゃら!準備を万全に整えバンコクの雨に挑みます!

サワッディーカー、バンコクナビです!「旅行で雨にあたって苦労した」なんていうご経験がありませんか?ここバンコクでも6月から10月までの4ヶ月間は雨期の季節であり、雨による旅行や交通機関への影響は絶大です。それでも『備えあれば憂いなし』という言葉の通り、雨の日のバンコクがどのような状況になるかを少し知っているだけで雨でも楽しい旅を過ごせることでしょう。では今回は、「雨の旅行の過ごし方」と題し、タイの天気や雨の日の注意事項、雨の日の持ち物や服装、交通手段やおすすめスポットなどを中心にご紹介していきます!

タイの天気情報

南国にいるなーという感じの空が広がります

南国にいるなーという感じの空が広がります

天気タイでは6月から10月までの約4ヶ月が「雨季」であり、一日に1~2回雨が降るという期間が続きます。日本の梅雨のような雨がじとじと降り続くタイプよりは、激しい大量の雨が局所的に突然降ってきて、急に止む、といったタイプの雨です。また最も暑い3月~5月、乾期である11月~2月までも時々雨が降ることがあるので、いつでも万全な対策が必要といえるでしょう。基本的には高温多湿な気候であるため、屋外に長時間にいたときや、たくさん動いたときには着替えが必要になるでしょう。
少し白みがかった空の日も雨が降る可能性あり

少し白みがかった空の日も雨が降る可能性あり

この日は相変わらず暑い日でしたが、空を見上げると黒い雲が広がっています

この日は相変わらず暑い日でしたが、空を見上げると黒い雲が広がっています


局所的なタイの雨は降っているエリアと降っていないエリアの境目がはっきりしていて興味深いです

局所的なタイの雨は降っているエリアと降っていないエリアの境目がはっきりしていて興味深いです

タイの雨は局所的に降る雨がとても多く、大変興味深いです。というのも、タイ全土で雨が一斉に降るということはあまりなく、所々のエリアで時間差をつけて雨が降るのです。よって自分がタクシーに乗ってきたルートでは雨が降っていたのに、反対車線からくる車には一滴も雨の雫がついていないこともしばしば。10m手前までは雨が降っているのに、10m先では雨は降っていない、ということです。

-雨の日に嬉しいこと-

雨が降る前より日差しが少なく涼しくなります

雨が降る前より日差しが少なく涼しくなります

・涼しくなります
・日差しが弱まります

雨の日に嬉しいことは、いくら考えてもあまりありませんでしたが、温度が下がるということは「嬉しい点」として大事なポイントです。雨のせいで湿気は増しますが、それでも太陽の日差しが弱まり涼しく感じられます。雨が止んだあとに屋外にでて観光を続けるという人には案外嬉しい雨になったかもしれません。

-雨の日に困ること-

水たまりは見る見るうちに大きくなっていきます

水たまりは見る見るうちに大きくなっていきます

・さらに湿気が増します
・渋滞します
・BTS駅のホームで風が吹くと雨に濡れます
・水溜りが大きくて深い
・川の水かさが増す
先にあげた「雨の日に嬉しいこと」よりも「雨の日に困ること」が多くなってしまいましたが、予め注意をしておけば特に問題なく過ごすことができるでしょう。雨の日には床が滑りやすくなりますのでサンダルの方は特にお気をつけください。また交通機関も完全に麻痺してしまうエリアも多く、雨が降ったら気長に渋滞から抜けるのを待ちましょう。道路自体にも段差が出来ているため水が溜りやすくなっていて、酷いときにはヒザ下まで水が到達するときがあります。雨が降っているときと止んだ後に歩道を歩く際は、なるべく車道から離れて歩き水をかけられないように注意してください。またバンコク内の川周辺にいるときは、急に水かさが増しますので川にはあまり近づかないようにしてください。

雨に濡れないためのコツ

空が雲で覆われて色が黒ずんできたら雨になりそうです

空が雲で覆われて色が黒ずんできたら雨になりそうです

①空模様をよく観察
タイで雨が降るときは大抵の場合、さっきまで天気がよかったのにも関わらず雨が降ってきます。しかしよく注意してみると、天気はよくても少しずつ雨の降る予兆は迫ってきていたのです。そこで気にかけたいのが「空模様」です。雨が降る前には明るかった空が急に薄暗くなり始め、雨が降る頃には真っ暗になっていることもあります。なんか空模様が変だなーと思ったら、そのときの勘を信じて屋根のある場所へ移動するといいでしょう。

肌にまとわりつく湿気が酷くなってきたら雨が降りそうな予感

肌にまとわりつく湿気が酷くなってきたら雨が降りそうな予感

②湿気を察知する
いつでも湿気が多い気候であるだけに、湿気をさらに察知するということは結構難しいかもしれません。それでもためにさっきまでの湿気より、やたらと肌に張り付いてくるような湿気があります。そのようなときは急な雨かもしれませんのでお気をつけください。

遠くの方をみると雲が黒く集まっていたり、雨が降っているところが白くみえることがあります。

遠くの方をみると雲が黒く集まっていたり、雨が降っているところが白くみえることがあります。

③高い場所から目的地の方向を見てみる
局所的な雨が降ることは先にお話しましたが、その「局所的な雨」を利用した雨対策があります。例えば、高い建物にいたとき、自分がこれから向かおうとしている方角付近が昼間なのに薄暗くなっていることがあります。そのようなときは大抵そのエリアでは雨が降っています。局所的であるがゆえ、遠くからみると雨が白くなって見えるのです。おもしろいですよね!よって耳をよーく澄ましてみて、かすかに遠くの方で雷の音が鳴っていたりするときは、今いる場所も時期に雨が降るかもしれないと予測ができるのです。

虫が家の中や建物内に飛び込んできたら雨?

虫が家の中や建物内に飛び込んできたら雨?

④虫の動きを追う
タイ人に教えてもらい初めて知ったことなのですが、雨が降る前には大量の虫が家の中に飛び込んできます。雨が降ることを人間よりも早く察知した虫は、羽を濡らさないようにと雨に当たらない家の中に入ってくるのだそうです。実際に、エアコンを使わないため一日中窓を開けっぱなしにしているお家では、急に羽の生えた虫が家の中に侵入してきたことがありました。そしてその後に急な雨が降ってきて、とても驚きました。もし近くにいる虫が異常な動きをし始めたら雨が降ることを知らせているのかもしれません。

雲はあまり黒くなくても雷の音がするときもあります

雲はあまり黒くなくても雷の音がするときもあります

⑤雷の音
雷の音がしてきたら、今にでも雨が降り出すかもしれないと思っていたほうが良さそうです。ピカッという雷の光がみえてから、ゴロゴロっと音がするまでの時間が短ければ短いほど雷が今いる距離から近いということだそうです。

雨の日の持ち物

バンコクに滞在中に使用する「雨の日の持ち物」を考えていたときに不思議だな~と思ったことがあります。それは「傘を持ち歩くタイ人が少ない」ということです。雨が一日に何度も降る雨期の季節であっても、傘を持たずに濡れながら歩いている人がよくいます。また雨がよく降るので、日本と同じようにコンビニにも傘が置いてあると思ったのですが全くありません。もしバンコクで傘を買おうと思ったら、ショッピングセンターやデパート、傘売りの屋台などでゲットするしかなさそうです。
では「雨の日のバンコク」であったら便利な持ち物をご紹介します!

□折りたたみ傘 ・・・ 軽量の傘なら鞄に入れても苦にはなりません
□雨合羽 ・・・ 使い捨て用で軽量化、傘を持たないため両手が使え便利
□ストール ・・・ ストールが一枚あれば一時的に頭や大事なものを雨から守れます
□タオル ・・・ 雨に濡れた頭や体を拭う、汗を掻いたときにも使える
□替えの洋服 ・・・ 雨に濡れた時に着替える、特にお子さんが風邪を引かないように注意
□足首に固定できるサンダル ・・・ 濡れてもいい靴、滑り止め防止があるとなお良い
□帽子 ・・・ 頭が濡れることを防ぐ、直射日光予防
□水 ・・・ 泥で汚れがついたときに洗い流します

【雨の日の服装】
雨の日が多い雨期にはなるべく濡れても大丈夫な服を着ているといいでしょう。基本的に一年中暑いバンコクですが、人によっては日差しを気になるため年中長袖を着ている人もいます。よって何時でもTシャツに短パン、薄手の長袖と長ズボン、サンダルとスニーカーという装備があると万全といえそうです。
急な雨には折りたたみ傘が大活躍

急な雨には折りたたみ傘が大活躍

傘をうっている場所が少ないので準備しておくとよさそうです

傘をうっている場所が少ないので準備しておくとよさそうです

BTSの駅員さんもしっかり雨合羽を着ていました

BTSの駅員さんもしっかり雨合羽を着ていました

雨の日はどこへどうやって?

ここまでは「雨の日のバンコク」の特徴や持ち物、服装についてご紹介してきましたが、次は雨の日のバンコクで「どこへどうやって行けばいいか?」ということをご紹介していきます。雨の日は間違いなくタクシーや電車での移動をおすすめします。徒歩でもいいですが激しい雨の降るバンコクでは、傘を差していてもやっぱり濡れてしまうでしょう。そこで、なるべく雨に濡れないようにタクシーやMRT、BTSに乗ることをおすすめします。

-雨の日の移動手段-

タクシーはなるべく雨に濡れることなく目的地へ着くための交通手段

タクシーはなるべく雨に濡れることなく目的地へ着くための交通手段

【タクシー】
雨が降ってからはタクシーに乗るのが難しくなります。雨が降りそうだと思ったときにはなるべく早めにタクシーに乗り込むと安心です。また雨が降っているときは昼でも屋外が暗くなりますので、女性一人でのタクシー乗車は控えた方が良さそうです。また雨のために渋滞し、目的地まで時間がかかることがありますが、決して目をつむり眠ってしまわないように気をつけてください。外国人ということで犯罪に巻き込まれないために大事なことです。
【MRT】
雨の日のバンコクで一番便利で使い勝手のいい交通機関が「MRT(地下鉄)」です。全ての駅のホームが当たり前ですが地下にあるため、駅構内に入ってしまえば濡れることはありません。雨の影響でダイヤが変更になることもまずありませんので、目的地近辺にMRT駅がある場合にはMRTを利用するのが一番良さそうです。万が一駅に到着したときに雨が降っていても、冷房の効いた駅構内で雨宿りをしていくこともできます。
風が吹いたときは困るBTS駅のホーム

風が吹いたときは困るBTS駅のホーム

【BTS】
BTS(スカイトレイン)もMRT同様、乗車してしまえば雨に濡れることはありませんが、MRTと違ってホームが地上にあるので、強風を伴う大雨が降ったときは最悪です。そんな時はホームで傘を差して雨風を防ぐしかなさそうです。またスカイトレインは雨や風を直接受けて走行するため、強い強風や雨の際は徐行運転、もしくはダイヤが崩れる可能性もあります。
【バス】
バンコクでの生活や移動に慣れている方は雨が降った途端に近くのバスに乗り込んで、目的地まで向かってもいいでしょう。ビギナーの方でもバス番号と行き先を「バスマップ」で確認して乗り込めば、とりあえずは雨に当たることは避けられそうです。雨の日にバスに乗る際は窓の閉まっている冷房尽きのバスに乗り、無人のバスには乗らないようにしてください。

-雨に当たらない場所を求めて-

酷くなる前にホテルに戻ります

酷くなる前にホテルに戻ります

ホテルで楽しむ

旅行へきてホテルにずっといるのは「もったいない」と思ってしまいますが、雨の日は「ホテルが一番」と思えることでしょう。バンコクにある大体のホテルはスパやプール、レストラン、バー、スポーツジム、カフェが入ってあるため一日ホテル内で過ごしても飽きません。雨の日を利用してホテルライフを満喫してみてはいかがでしょうか?

急いで近くのデパートへ避難!避難のはずが買い物もパッチリ完了です

急いで近くのデパートへ避難!避難のはずが買い物もパッチリ完了です

デパートにでかける

タイ人に雨の日の過ごし方を聞いてみると、大抵「雨が止むまで家の中で待機」、「デパートへいく」ということです。とにかくショッピングモール(SC)やデパートさえ行ってしまえば、何度でも揃っていますし、雨が降っていることも忘れて過ごすことができるでしょう。バンコクのSCやデパートには遊べる場所や楽しい場所も多いです。屋外へいく予定を立てていた方も、急遽行き先を変更して、今いる場所から一番近くのデパートへ向かったほうがいいでしょう。

雨が降ってなさそうなエリアまで逃避行です

雨が降ってなさそうなエリアまで逃避行です

雨の降っていない場所を探して動く

局所的に降る雨が多いので雨が降っているところからはすぐに離れて、雨が降っていない場所へ移動してくのもいいでしょう。同じバンコクでも雨の降っているところも降っていないところもあるので、雲行きや遠くの空の様子をみて予定を立て直します。

雨の日のカフェはいつもよりさらに混みあいます。早いもの順で席を取ります。雨の日は間違ってもトゥクトゥクには乗らないように!

雨の日のカフェはいつもよりさらに混みあいます。早いもの順で席を取ります。雨の日は間違ってもトゥクトゥクには乗らないように!

カフェで雨宿り

雨が降ったときに傘もなくて近くに駅もない場合にはすぐさま近くのカフェに飛び込んでしまいましょう。雨が降るとカフェもすぐにいっぱいになってしまいますので早い物勝ちです。近年バンコクのカフェではwifiを無料で使うことのできるスポットが増えていますので、少し雨宿りしてゆったりしていくのもいいですよ。

雨の日の注意事項

見た目よりも深いバンコク市内の水たまり

見た目よりも深いバンコク市内の水たまり

・歩道を歩くときには水溜まりに注意
・滑りやすい濡れた床ではゆっくり歩きましょう
・人が多いときには傘に先に注意
・汚い水に当たったときにはすぐに洗い流してください
・水かさが増した川には近づかない

いかがでしたか?今回ご紹介した「雨の日のバンコク」などはナビが実際に経験したことが主な内容です。自然は偉大ですので何時なにがあるか分かりません。いつでも雨が降ってもいいように準備をしておくか、雨宿りする先を予め手決めておくという工夫が「雨の旅行」を楽しむために必要なようです。以上、バンコクナビでした!

他のエリアはどうでしょうか?

関連タグ:旅行過ごし方バンコク持ち物

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-05-17

ページTOPへ▲

関連記事

バンコクの気候と服装

バンコクの気候と服装

旅行に行く前に、タイの気候と必要な服装をチェック!

その他の記事を見る