2021年のタイ・バンコク

2021年!再び自由に旅行できるか!?



サワッディーカー!バンコクナビです。世界的に新型コロナウイルスが落ち着く気配がありませんが、それはタイも同じ。去年は、❝市中感染の報告ゼロ❞が何ヵ月も続いていましたが、年末にバンコクの近隣県での市場や工場で感染者が見つかり、タイは連日のように積極調査を行い、再びコロナ警戒態勢を強めています。今年はタイ旅行を再び楽しめるようになるのか!?先のことはどうなるか分かりませんが、2021年(タイ旧暦では2564年!)のタイ・バンコクをご紹介します!

2021年の年間カレンダー


王族関連や仏教関連の祝休日の他、新型コロナ対策や低迷した経済回復のため、急きょ祝日が変更になったり追加になったりしそうです(2021年は2月12日の春節が祝日に追加されました)。祝日の変更などがあれば、バンコクナビで随時お知らせしていくので、気になる方はバンコクナビでチェックしてみて下さいね。以下は、タイの中央銀行が発表した2021年に予定される祝休日です。

1月1日(金) お正月 (ワン・ピーマイ)
正月は家族と一緒に過ごす人が多く、正月の朝早くから近くの寺院へ出かけ僧侶への托鉢やタンブン(得を積む)を行います。

2月12日(金) 春節の特別な祝日
国内旅行を喚起するため、例年とは異なり春節(中国の旧正月)を祝日にすると政府が発表しました。

2月26日(金) 万仏祭(マカブーチャ)
陰暦3月の満月の夜に、釈迦のもとに弟子1250人が偶然集まった奇跡を祝う祝日マカブーチャです。※酒類の販売は禁止されます。

4月6日(火)チャックリー王朝記念日
現ラタナーコーシン王朝を築いたラーマ一世の即位記念日です。

4月13日(火)~15日(木)ソンクラーン(水掛祭り:タイの旧正月)
タイの新年で、全土で「水掛け祭り」が盛大に行われます。

5月3日(月) レイバーデイ
メーデー(5月1日土曜日)の振り替え休日です。

5月4日(火)戴冠記念日
ラーマ10世の戴冠記念日です。

5月26日(水) 仏誕節(ヴィサカブーチャ)
お釈迦様が『生誕』『大悟』『入滅』した日です。3つの奇跡が重なったこの日は仏教上、最も聖なる日と言われています。※酒類の販売は禁止されます。

6月3日(木)王妃誕生日
ラーマ10世の配偶者・スティダー王妃の誕生日です。

7月26日(月) 三宝節(アサラハブーチャ)の振替休日
お釈迦さまが悟りを開いてから7週間後、修行時代の友人5人に初めての説法を行い、その5人が僧侶になったことから、「仏・法・僧」の三宝が成立したアサラハブーチャ(7月24日土曜日)の振替休日です。※酒類の販売は禁止されます。

7月28日(水)ワチラロンコン国王誕生日
ラーマ10世・ワチラロンコン国王のご生誕記念日です。

8月12日(木) シリキット王太后誕生日/母の日
故ラーマ9世の配偶者・シリキット王太后のご生誕記念日。タイでは「母の日」でもあります。

9月24日(金)特別の祝日

10月13日(水)プミポン前国王メモリアルデー
故ラーマ9世・プミポン前国王が逝去された日です。

10月22日(金) チュラローンコーン大王記念日 (ワン・ピヤマハラート)の振替休日
タイの近代化に多くの功績を残したラーマ5世チュラローンコーン大王の逝去日(10月23日土曜日)の振替休日です。

12月6日(月) プミポン前国王誕生日/父の日の振替休日
故プミポン前国王のご生誕の記念日(12月5日日曜日)、「父の日」の振替休日です。

12月10日(金) 民主憲法記念日 (ラッタタマヌーン)
タイで初めての恒久憲法が公布された記年日です。

12月31日(金) 大晦日(ワン・シン・ピー)
家族と共に新年を迎えるために、多くのタイ人が故郷に帰ります。バンコク市内ではカウントダウンイベントが各所で行われ賑わいます

2021年の天気


10月~2月:乾季
雨が少なく暑さも和らぎ、さわやかな天候が続く1年で最も過ごしやすい“ハイシーズン”です。朝晩冷え込むこともあるので長袖の上着は必須です。タイ人の多くはこの過ごしやすい時期を利用してタイ国内旅行に出掛ける人が多いようです。また、屋外での行事も多く、期間限定のナイトマーケットなどが各地で盛り上がるのもこの時期です。ただ、乾季の間は、バンコクを中心にPM2.5の濃度が上昇する傾向にあるので、バンコクの屋外で長時間過ごす場合は、PM2.5対応のマスクをお忘れなく。



2月中旬~5月:暑季
一年を通して最も暑く、日本の夏のように"タイの夏"とされる季節です。朝から強烈な暑さと日差しが続き、夜になっても気温が下がらずまさに熱帯夜が続きます。日中の気温が30~40度になることもよくあるので、熱射病の注意が必要です。長時間屋外にいることは身体にもダメージが強いので、屋内と屋外を交互に上手く行き来すると良いでしょう。毎年4月にはタイの旧正月として有名な「ソンクラーン(水掛祭り)」が行われ、国中で盛り上がります。去年は新型コロナ対策として、大規模な水掛祭りは中止になりましたが、今年はどうなるのか注目です。





5月中旬~10月:雨季
かなりの暑さに疲れてきた頃に少しずつ訪れるのが、雨や曇りが多い雨季です。南国特有の激しいスコールが短時間降ったり、シトシト雨が1日中降る日もあったりします。スコールの場合は、雨の前後はカラっと晴れているので、突然降り始める大粒のスコールや雷を含んだ豪雨に対応するためなるべく折り畳み傘や雨合羽などの雨具を持っていると便利です。雨で足を滑らせないよう、お気を付けくださいね。

2021年、タイ旅行は出来るのか!?


2021年1月末現在、旅行者でもタイ入国は可能です。日本国籍者は観光目的の場合は、観光ビザが免除される上、通常は30日間滞在のみが許可されるのですが、タイ入国後2週間の自己隔離が義務付けられるので、2021年9月30日までは45日間滞在が許可されるとのことです。
ただ、色々な条件があるので要注意です。
<タイ入国の条件>
(1) 入国許可(Certificate of Entry)の取得 ※在京タイ大使館HPからオンラインで申請
(2) 航空券とASQホテルの予約確認書を、在京タイ大使館HPのシステムにアップロード
(3) 英文の健康診断書とPCR検査結果(渡航時間前の72時間以内発行のもの)を用意する。
(4) タイ入国後は、ASQホテルで14日間の隔離生活
(5) 晴れて、観光可能!

タイ入国までの手続き(タイ大使館のHPより)

タイ入国までの手続き(タイ大使館のHPより)


ASQホテルというのは、タイ政府に登録しているホテルで、14日間の宿泊、PCR検査、看護師常駐、もちろん1日3食の食事つきのホテルです。数十軒のホテルがASQホテルとして登録されていますが、料金は十数万円~。もちろん自己負担です(タイ国籍者はタイ政府指定の施設にてタイ政府が費用を負担)。
また、食事は自室のみ可能、ホテルからはもちろん出られず、ホテルのプールサイドや庭の散歩の予約制といった厳しい生活を強いられます。
ただ、新型コロナのワクチン接種者には2週間の自己隔離を免除して旅行を楽しんでもらおう!という声もあり(まだ決定していませんが)、もしかしたら今年の中頃から後半頃には少し気軽にタイ旅行が楽しめるようになるかも!?タイ入国に関する最新情報や詳細は、在京タイ大使館のHPをチェックしてみてくださいね。

2021年の注目イベント


春節:2月12日(金)
タイには中華系の人が多く、中華街だけでなくデパートなど街のあちこちで中国の旧正月「春節祭」に向けて祝賀イベントが開催されます。盛大に祝われる場所は、中華街「ヤワラート」!バンコクの中華街は世界一とも言われるくらい大規模です。旧正月は、ヤワラートが赤い色の装飾で覆われ、数千個の赤い提灯が飾られ京劇や獅子舞など中国文化を紹介するイベントも開催されます。春節は祝日ではないのが例年ですが、今年は、連休を増やして国内旅行を刺激するため、タイ政府が特別に祝日とすると発表しました。


ソンクラーン:4月13日(火)~15日(木)

タイで最も盛り上がるイベントがタイの旧正月・ソンクラーン。通称水かけ祭りとも呼ばれています。その名の通り、町のいたる所で見知らぬ人同士でもお構いナシに水をかけまくります。サトーンやカオサンなどでの水かけイベントには、世界中からお祭り好きの観光客が集まり大盛り上がり。それ以外にも、街の通りを歩いていると、バケツやホースで水を掛けあったり、水桶を積んだピックアップトラックが街中を走って通行人に水をかけまくったり、とカオス状態になります。携帯や財布など濡らしたくない方は、ビニール袋に入れて持ち歩きましょう。また、水を掛けられるのは嫌だ!という方は、ホテルやデパート、カフェなど屋内で過ごすことをお勧めします。ちなみに、去年は新型コロナの影響で水掛けイベントは軒並み中止。今年はどうなるのか、、注目です。


ロイクラトン:11月19日(金)
陰暦12月の満月の夜に、川に小舟を浮かべて流すタイの伝統行事です。農作物を育んでくれる水の精霊に感謝をささげ、罪や汚れを水に流して魂を鎮めます。クラトンと呼ばれるバナナの葉や紙で作った灯籠を、ロウソクや線香、花で飾り、満月を水面に映す川に流します。ロウソクの火がいつまでも消えずに流れていくと願い事が叶うといわれています。光のともった灯籠が次々と川を流れていく光景はとても幻想的です。チャオプラヤー川沿いでは、イルミネーションが施されたボートのパレードやタイ舞踊の披露など大規模なイベントも行われます。


いかがでしたか?新型コロナの世界的大流行の行方が不透明な中、タイ旅行を再び自由に楽しめる日が早くやってくることを祈るばかりです。タイ旅行に関する大きなニュースがあれば、バンコクナビに随時アップしていくのでチェックしてみてください。以上、バンコクナビでした!




上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2021-02-04

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