バンコク屋台六番勝負!

地元の人が知る、タイの有名屋台六番勝負! タイ人に根付いている「屋台文化」のおいしさ・楽しさを徹底調査しました

こんにちは、のぞみです。タイの庶民の生活に欠かせないくらいに深く根づいている「屋台」。家庭でも自炊をせずに、毎日外食・またはお持ち帰りをするのが一般的。これはすでに一つの「文化」。 屋台は勝手に分けると2種類あって、リヤカーに、テーブル・椅子・調理道具・食材…全てを乗せて移動し、歩道に店を作ってしまう「移動型屋台」、それに毛が生えたくらいの「屋台食堂」。これはドアも窓もなく、外にも広くテーブルを出しているところが多くあります。バンコクは、歩道すべてがレストランかと思えるほどに屋台があって、その場所は大通り・小路を問わず、排気ガスも排水溝も厭わず、人の集まる処なら高層ビルの間の歩道であろうとお構いなし。 オフィス街の朝・昼・夕食時の屋台では、スーツを着た紳士・淑女も屋台で丼をかきこむのはもはや常識・・・。 そんなわけで、私とタイの文化交流・アンチダイエット企画、『地元の人が知る屋台の名店・六番勝負!』 案内人はタイ人のピヤック記者です。

一番手 ムー・デーン・ヒアリアン Open 9:00-15:00 移動屋台

まずは本日の一食目! オフィス街シーロム(Silom)のコンベント通り(Convent RD)に位置するこのお店。看板はなく、大きな通り沿いにある小さな屋台…なのに、お昼は席があったらラッキー!ってくらいの人気店なんです。やっぱり、美味しい所は宣伝なしでも人が集まるものなんですね~っ。それにしても、朝一番にこの料理を選ぶとは、ピヤック記者に私の胃袋を試されているのかしら? 今日はお腹が破裂するまで受けて立ちますよ!
☆ 勝負!

カオ・ムー・デーン 25B
カリカリに焼いた(揚げた)豚肉に、甘くてこってりしたソースをどろ~~~っとかけるのがこの料理。このお店では、具は豚肉・チャーシュー・チャイニーズソーセージ、それにゆで卵でした。日本ではあまり見かけない、「チャイニーズソーセージ」。これ、食べたことありますか?  私はこっちに来てから初めて食べて、どっぷりはまってしまいました。サラミに似ていて、でももっと甘味も塩気も強くて、いつまでも噛んでいたくなるこの深み…。豚肉の方は、皮がパリパリになるくらい火を通しているから、肉の脂が苦手な人や、臭みの嫌いな人にオススメ。煮込みともグリルとも違った醍醐味があります。気になるタレは、他店に比べて甘めな感じ。日本食の方程式が「甘い、にはショッパイ」(すき焼きとか、お好み焼きとか)だとすれば、タイの方程式は「甘い、には辛い」で、この甘~いタレの付け合せは揚げた唐辛子を丸ごと! 正反対のベクトルでWパンチを繰り出される感覚は新鮮ですよ。 卵の茹で加減はパーフェクト!黄身の真ん中は透明感のあるオレンジ、うっとりしてしまいます。
スープ各種 25B
ゴーヤー・豆腐、筍、つみれ、ミートボールなどの具が選べるスープ。クリアスープと、醤油ベースのスープの二種類あります。私は種をくりぬいてひき肉を詰めたゴーヤーのスープを頼んでみました。 ごろりと大胆に入ったゴーヤーにかぶりつくと、ゴーヤーの苦味のあとに、肉の旨みが舌を覆います! スープにも両方のだしがよく出ているのに、肉の味は尚もしっかりと残っているんです。中に潜んでいる春雨はぷりぷりとした面白い食感を出すいたずらな演出をしています。 ボリュームも満点!

飲み物は隣のお茶屋さんから。お茶とは言っても、かなり甘いので気をつけてくださいね~。

飲み物は隣のお茶屋さんから。お茶とは言っても、かなり甘いので気をつけてくださいね~。

ここ、場所はスターバックスの目の前! ここで食事した後に苦~いエスプレッソを飲む、なんてどうですか!?

ここ、場所はスターバックスの目の前! ここで食事した後に苦~いエスプレッソを飲む、なんてどうですか!?

場所はBTS サラデーン(Sala deen)駅から歩いてすぐ。2番出口左側階段を降りて、降りた方向とは逆方向にまっすぐ歩きます。コンベント通り(Convent RD)を左側に曲がると屋台がたくさん並んでおり、左手にスターバックスが見えるはず。

二番手 クイティアオ・ルア・ムー Open 8: 30-19:30 (土日は18: 00close) 屋台食堂

タクシン駅の近くに美味しいクイッティアオ屋(麺料理)さんがある」っていう噂、聞いたことおりませんか!? ここは私でも聞いたことがある、超有名店。ここの自慢は一匹の豚から2gしかとれない「ムー・トゥン」(豚の心臓に近い部位)を使っていること! そんな部位があるなんて、初めて知りました。贅沢ですね~ 早く食べてみたーい!
☆ How to order ☆
その前に、ここでちょっとだけオーダーの仕方のおさらいをしておきましょう。タイの麺屋さんは、麺・具を指定することができます。麺は一般的に三種類あり、一番細いのが「セン・ミー=素麺サイズ」、中くらいの「セン・レック=冷麦とざるそばの中間のサイズ」、幅広の「セン・ヤイ=きし麺サイズ」から選べます。具は「ヌア(牛肉)」、「ムー(豚肉)」の二種類から選ぶのが一般的。 さらにここはスープの種類が選べるんです。選択肢は「血入り」と「血なし」。血入りのスープが良かったら「サイ ルアッ」、抜きで頼みたかったら「マイ サイ ルアッ」と言いましょう。

私は血入りのスープをセン・ミーで注文しました。いつもならセン・レックを頼むのですが、濃厚な血入りのスープにはビーフンのようなこの麺が合うのだそうです。日本のラーメンの、麺とスープの関係と一緒ですね♪ ここのオーナーさんはタイ料理の店をアメリカに出していたこともあるそうで、英語がペラペラ! こんなに英語の通じる屋台なんて他に知りません、ステキ!
☆ 勝負!

クエティオ25B、大盛り30B ライス5B
カスターセットにあるのは、生の青唐辛子をすりつぶしたピクルス、赤唐辛子、砂糖、ナンプラー。このピクルスがスープをさっぱりさせる働きをして、よ~く合っていました。具は茹でた豚肉、ミートボール、レバー、それからムートゥン、と豪華、豪華! 野菜はパップゥーン、バジル、もやしです。 さて、気になるムートゥン。行ってみましょう! 噛む噛む噛む…噛む噛む噛む…、ん~、まだ飲み込むのがもったいない!噛むほどに旨みが増す、大人の味です。その旨み成分を表すとすれば、豚足を凝縮させたような感じ。新しい素敵な出会いです。 血のスープは甘味とコクがあって、これを食べた後だと血抜きのスープが物足りなく感じたくらい。際だつ味があるわけじゃないけど、力強いこの感じ・・・。そうだ、「イカ墨」の動物系、って感じです! あれ、わかりにくいかなぁ。でも、「モツ・血は聞くだけでちょっと・・・。」という人も是非試してみて欲しいです。くせになりますよ~。

コレはキャップ・ムーといって、豚の皮を揚げたスナックのようなもので、クエティオ屋さんでよく見かけます。そのままパリパリ食べてもおいしいのですが、スープに浸して食べるのがタイ流。くにゅっとした食感が戻りますよ。
場所は、Saphan Taksin(サパン タクシン)駅の3番出口すぐ。階段から見ると、道路を挟んだ向こう側にこのお店が見えます。

三番手 ラーン・ルン・カ・パー Open 8:00-21:30 屋台食堂

こちらはBTSビクトリーモニュメント駅そばのクイッティアオ屋さん。ここで面白いのは「わんこそば」みたいなミニサイズ丼で食べること。3杯、4杯は当たり前、丼を高く積み上げる競争をしているかのように、みんなパクパク食べています。 ・・・でも、ピヤックさーん、二軒続けてクイッティアオ(麺料理)ですか~? 少ないから大丈夫?本当にぃ?
じゃ、行きましょうか。
ここは麺・スープ・具の全てが選べるわがままスタイル。麺は先ほどの3種類から、スープは血入りのスープ、チャイニーズスープ、トムヤムスープから選べます。何も言わなければ血入りのスープが出てくるみたい。具は牛、豚、フィッシュボール、チャーシュー、ワンタン・・・ 見て、指を差して決めた方がいいみたいですね。丼が小さい、って言っても、こんなに種類があるなら、食べないわけには行かないじゃないですか!
☆ 勝負!

まず初めは、普通のクイッティアオ。さっきのお店で豚を食べたので、今度は牛を頼みました。麺はセン・レックです。う~ん、やっぱりこのコシと弾力、のコレが最高。ちなみにピヤックさんはセン・ミーが好きみたい。あれっ、もう一杯たべちゃった。
お次は、「チャイニーズスープ」なるものにチャレンジ。タイ語では「イェンタフォー」と言うそうなんですが、初めて聞くお名前です。はじめまして、いただきまーす! うん、肉続きだったおなかには、この爽やかさはもってこい。二日酔いの時でもスイスイ入ってしまいそう。クリアスープは血なしのタイプで、酸っぱさと甘さが交互に舌を刺激します。具は揚げた豚肉、ミンチの豚肉、かまぼこ、ねぎ、パクチ―、空心菜。はまりそうです、この味。
先ほどと同じ「クィッティアオ ルア」ですが、ピーナツがかかっていておつまみ風です。これで箸を休めたら、また食がすすむのかしら!?
やはりこのスープも行かなくては! トムヤンとは「すっぱ辛い」という意味だそう。これは一番さっぱりした味です。具で上の二つと違うのは、チャーシューと、ピーナツが入っているところ。タイって、ピーナツの使い方が上手なんですよね~!
この小さい丼、一杯7B。大きい丼でも食べられて、それは20Bです。小さい丼3つで通常サイズかぁ。だけど、同じものを続けて頼む人も小さい丼で頼むところをみると、やっぱりこの食べ方が楽しくて、食が進むのでしょうね! あっ、てことは私、結局丼一杯分以上食べてるんだ!
ビクトリーモニュメントのターミナルに面して「shopping mall」というデパートがあり、その右手にある食べ物屋さん街のなかにあります。そこは「わんこそばクエティオ」が立ち並ぶのですが、真ん中に位置するこの看板を見つけてくださいね。ビクトリーモニュメントは人が多いし広くてわかりにくいのですが、「クイッティアオ!」と言えば、みんな教えてくれるはずです。船に乗った女性の置物が目印。

四番手 青空シーフードBBQ 移動屋台

「肉は休憩を・・・」という私の願いを聞き入れてくれ、タクシーでリバーシティーまで行きました。ここにあるのは、シーフードグリル屋台。新鮮なエビさん・カニさんがあるというではないですか!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!胸が踊ります! 場所は、チャオプラヤー河近くの「リバーシティー・ショッピングコンプレックス」の目の前の屋台です。平日の16時ごろOPENし、人気店のため19時ごろには売り切れることが多いようです。
☆ 勝負!
注文は簡単、指を差し、「This,this,this」これでOK。通りを走るタクシーの中まで漂って行きそうな香ばしい匂い。目をつぶればそこは白い砂浜のビーチかと思ってしまうような磯の香りが混じったその匂い。『新鮮なシーフードのグリル』この素敵な一語で、全てが想像できてしまいますよね。説明なんて野暮なものは無用かしら。
小さくて肉厚のイカ。 50B
表面のぬめりが焼けたところから、まだ磯の香りが・・・。焼いている匂いも、ぶっちぎりでイカが目立っています。何にでも合うタイソース、ナムプリックをつけていただきましょう。あ、ここのナムプリック、辛さとしょっぱさがちょうどいいです!
ステキなステキなホイケーン。 20B
茹でてもいいけど、焼いてもウマイっ! これ、のぞみ流ホイケーンの正しい食べ方です。
1、身の入っていない殻を人差し指と親指で持つ。
2、身が入っている殻をタレにつける。
3、殻ごと口に入れ、歯か舌で殻と身を離す! 
こうすると殻の中にある汁も残さず味わえます。 え?はしたない? まぁまぁ、おいしいからいいんですよ。
「泥蟹」という種類のカニだそうです。 200B
北の大地でタラバ蟹にかぶりつき、毛蟹の鉄砲汁を飲んで育った私には、殻を剥くのが面倒臭い~♪
というわけで、カメラマンのラックお母さん、お願いしまぁす。私、食べるのに忙しいし・・・。 (カメラマン: はいはいはい・・・。)
頭大きめ、クンパオ! 100B
あ、ラックお母さん、これも剥いてくれるの? じゃ、お言葉に甘えて私はイカを食べながら待ちますね。 いやぁ、殻剥きの天才ですね、ラックさん。いひひ、剥けました?じゃ、いただきます~♪
このエビの脳みそ、変わってる!赤い部分がそうなんですが、すごく硬いんですよ。いただいてみまぁす。 あら、この写真の後ろのおじさん、思いっきり見てますね(写真をクリックすると、おじさん出現)。いいでしょ~♪

ああ~楽し・おいしかったぁ。「食べる」ってこうじゃなくちゃいけませんよね。 笑いが止まらない、とはまさにこの事です♪

リバーサイドシティー(お土産デパートのようなところ)は、チャオプラヤー川沿いの、piar の近くにあります。リバーシティーの正面から見えるピザハットの向かいが、ここの屋台です。ここまではバスも通っていますが、本数があまり多くないのでタクシーがオススメです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 一同、しばし休憩 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

五番手 ラーン パーパー 0pen 8:00-22:00 (日・祝 18:00close) 屋台食堂

さて!!気を取り直して、またお肉にチャレンジです。やってきたのはビクトリーモニュメント。駅前のロータリーからちょっと行ったところにある、屋台風なレストラン。通行人に見せびらかすようにしてならべられている肉の数々! ここで食べられるのはアヒル・鶏・豚・牛などのぶっかけごはんとクイッティアオ。 有名な「カオマンガイ」は鶏肉ですが、それを鶏だけでなく、4種類の肉で楽しめるところです。
☆ 勝負!
私が頼んだのは、勿論アヒル! アヒルが食べられるところはそう多くありませんからね♪とは言っても、もう一人で食べるのは無理・・・。みんなで仲良くいただきましょう・・・。料金は全て25B、大盛り=「ピセッー」は30Bです。

カオ・ナー・ペッ 25B
脂身たっぷり、皮も肉も歯ごたえがあって、お酒のつまみになりそうな感じ。北京ダックは皮しか食べないけど、この燻製にしたアヒルのお肉、とってもおいしいんですよ。左側に添えてあるのは「ルア・ペッ」と言って、アヒルの血を固めたもの。ぷるんっとした食感が売りです。カオマンガイには「ガイ・ペッ」が付いてきますよね。 赤いソースはちょっと酸味のある、辛いソースです。
スープの具は胡瓜と冬瓜。野菜の優しい甘さが出ています。
やっぱり気になって、牛肉も頼んでしまいました。でも、たのんで正解! 肉は甘く味付けられていて、しょうがとパクチーとは相性◎。 黒いソースはしょっぱめで、これまた辛いソース。「甘い・辛い・しょっぱい」の味の展覧会みたいな一皿です♪

この写真と賞状は、女王様から「美味しい店の称号」を貰った時のものだそうです。
場所は「CENTER ONE」と、緑色のビルの間の道を入ってゆき、10Mくらい歩いくと左手にあります。

六番手 ラーン・ガイ・トーン・プラトゥナーム Open5:30-15:00 、 17:00?翌3:00  屋台食堂

食べ歩き屋台の最後を飾るのは、バンコク一美味しいカオマンガイのお店ではないかという噂のこのお店。実は私も行ったことがあるんです。食べる前から言いますが、前に来た時はお昼時だったので、少し待ってから相席で座ったくらいの混み具合でした。お昼のピークの時間は外した方がいいかもしれませんね。既にギブアップしたタイ人を尻目に、最後の勝負!
☆ 勝負!
何がすごいかって、これこれ! ふわっとして、くにゅくにゅの皮、きらきらと輝き、つるりとした食感の鶏肉は、もはや芸術の域に達しています。分厚いから食べ応えがあるかと思いきや、極めて上品な口当たり。んんんん~、たまりません。
さらに注目したいのは、この「ご飯」。アッツアツで出てくるんです! タイでは「ご飯を熱いまま出す嫁は家事をしたことがない」と言われるそうなのですが、私たち日本人は、やはりご飯は熱くあってほしいもの。タレをかける前に、ごはんをひとくち。ふー、ふー、ぱくっ。ほのかにガーリックのピリッとした刺激と塩気。まんべんなく回っている油がまわっているのにべとべとしていなくて、中華なべであおったチャーハンみたいな香ばしさです。炒めているのかな??と思って聞いてみると、ごはんを炊くときに、にんにく・油・塩を加えているのだそうです。ごはんにまでも、肉を引き立てる仕掛けがしてあるなんて、さすが噂の名店! なるほど、大きいままのにんにくはホコホコしていて、炒めたものとは違う食感。メインの鳥なしでもいけるかも?

別盛りにするとこの量で40B、一緒盛りは30Bです。ちなみに鶏肉丸ごとでも注文できます。気になるお値段は、400B。日本円にして1200円くらいでおいしいホールチキンを食べれるなんて、ウソみたい! いっぱい人を集めて、パーティーしてみたいですね~。そんなときのために(?)ビールもあります。SHINGHA60B、ハイネケン70Bで、ソフトドリンクは8B~。

場所はペッブリー通りのソイ30 (30番路地)の角にあります。チットロム駅からラチャダムリ通りをプラトゥナーム方向に歩きペップリー通りに出たら右に曲がります。少し歩くと右側に見えます。
タイの屋台文化、「おいしさ・楽しさ・手軽さ」感じ取ってもらえましたか?タイのレストランも勿論いいけど、タイに来たら、一度は屋台のご飯も試してみてくださいね! 日本と比べると、衛生面で心配・・・という方も多いかと思うんですが、屋台でお腹を壊したという話はあまり聞きません。お水を出してくれるところもありますが、ほとんどのお店でペットボトルのお水やソフトドリンクを売っているので、心配な方はそちらを飲むようにしましょう。それにしても、食べたなぁぁぁぁ!!!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-03-14

ページTOPへ▲

その他の記事を見る