【母の日レポート】黄色 & 水色TシャツSP

王室を敬愛するタイ人の心の表れ、バンコクの街中が水色×黄色に染まった日をレポート!!

サワッディーカー!バンコクナビです。
8月12日は、タイ・シリキット国王妃の誕生日。タイでは、この日を『母の日』としています。
そしてこの日は、タイ中が水色に染まる日でもあります。というのも…、古くからの風習で、タイには例えば“日”曜日は『赤』、“月”曜日は『黄色』といった風に、惑星にちなんだ曜日ごとのラッキーカラーがあり、更に、日本人が血液型占いを信じるのと同じ感覚で、曜日ごとの性格というのもあるのです。
シリキット王妃がお生まれになった金曜日の色は、『水色』。そこで母の日にはタイ国民は、自分の母親や王妃さまへの尊敬や感謝の気持ちを表すために、こぞって水色の服を着る、ゆえに街中が水色に染まる、というわけです。
当日、主要な建物の入り口には王妃さまの写真が大きく掲げられ、水色の旗がはためき、新聞の一面にはお祝いの言葉が踊ります。
早速ナビは街に飛び出してその様子をレポートしてきました。
何週間も前から、街のあちこちでは、水色のポロシャツやリストバンド、お母さんに贈るジャスミンの花などの、王妃様グッズ・母の日グッズが売られています。シャツの値段は、大体250~300バーツ程度。

水色

『母の日』だけあって、やはり家族連れの姿が目立ちます。みんな揃って水色の服を着ている様子は、何とも心和む風景。なかでも主役のお母さんはとっておきのにこにこ顔。
兄弟や友達同士も、仲良く水色。こどもが着ている水色のシャツには、『ヌー・ラック・メー』と書かれています。“ヌー”というのは、こどもが自分を呼ぶ時に使う一人称。つまり“わたし(ぼく)は王妃様(お母さん)を愛しています”と書かれています。可愛いらしいですね。Tシャツのデザインは色々あって、決まり文句の『ヌー・ラック・メー』に続き、『ケー・ペン・コン・ディー』“ずっといい子でいます”と書かれているものも。
若い人たちは、王室マークの公式シャツを着るのは照れくさい…でもお母さんへの気持ちは満々、ということで、Tシャツやキャミソールでの水色ファッション。ミニスカートや迷彩柄と合わせるなど、お洒落な着こなしが目立ちます。
タイの母の日、お母さんに贈る花は、カーネーションではなくてジャスミン。ジャスミンの花輪を売る人買う人、どちらも水色の服。周りを見渡せば、ビラ配りの人も、宝くじ屋さんも、お菓子屋の店員さんも、水色の服を着ています。

黄色

また、折りしも国王陛下が怪我をされて入院されている時期と重なったため、陛下を勇気つけるために、陛下のお生まれになった月曜日のカラー『黄色』い服を着ている国民も多数見かけました。黄色いシャツに書かれているのは、『ラオ・ラック・ナイルアン』“私たちは国王陛下を愛しています”。ストレートですね。
バス停は、国王を愛する黄色い人々でいっぱい。

水色 V S 黄色

当然、水色・黄色の混合チームもいます。親子や友達、黄色と水色の優しいコントラストで一層仲良しに見えます。
タイ人が、いかに王室や自分の親を尊敬しているかが目で見てわかったこの日。
老若男女問わずに尊敬の気持ちを素直に表すタイ人の姿は、ナビを敬虔な気持ちにさせてくれました。

☆ ☆ ☆ 番外編 ☆ ☆ ☆

番外編では、曜日ごとのラッキーカラーと性格をご紹介!あなたは何曜日生まれですか?

 ● 月曜日:黄色
思慮深く、慎み深い人です。慎重で、よく考えてから行動に移すタイプです。信頼を得やすく、何をするにも良き協力者に恵まれます。

● 火曜日:ピンク
思ったことをすぐ行動に移すタイプです。その行動力ゆえ、両親から頼りにされる存在です。職人肌で、専門技術を持っています。

● 水曜日:緑色
礼儀正しく、おしとやかな人です。人の心やその場の雰囲気を読むのが上手く、人間関係での駆け引きが上手です。
● 木曜日:オレンジ色
思いやりが強く、タンブン(喜捨)を進んでする人です。商売上手で、口も上手いので、多くの人から好かれます。

● 金曜日:水色
派手なこと、大勢でわいわいするのが好き。野心家で高い理想を持つ人ですが、さみしがり屋の一面もあります。

● 土曜日:紫色
一見おとなしそうですが、勇敢な性格で、一度決めたらやり通す人です。友人が沢山いますが、その分人間関係で苦労することも。

● 日曜日:赤色
せっかちですぐ腹を立てますが、機嫌が直るのも早いタイプです。正直な性格で、友人に好かれます。頭が切れ、臨機応変に行動することができます。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-08-28

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