『ソンクラーン』を知る、祝う、楽しむ!!
4月にタイに行くなら『ソンクラーン』です! みなさん知っていますか?4月のこの時期タイでは真夏の猛暑が続き、溶けてしまいそうな毎日が続きます。そこで暑さを少しでも和らげるタイならではの伝統的お祝い事があります。そう!「ソンクラーン」です! 『ソンクラーン』とは何か?そして『ソンクラーン』を楽しむための準備物についてご紹介していきます!!
『ソクラーン(สงกรานต์)』とは?
タイで最大級のお祝い期間といわれる『ソクラーン』とはタイの伝統的な旧正月で、旧暦の新年であり、現在では4月13日から4月15日が政府によって固定されており、祝日とされています。宗教儀式、そして公式行事である『ソンクラーン』は人々が「水をかけ合う」ことで旧正月を祝います。元々、旧正月と旧暦の新年を祝うための行事であるため、この期間は家族で一緒に仏像のお清めを行ったり、年少者から年配者の手に「水をかけ」敬意を表すことが目的であります。しかし、現在ではこの「水をかける」という行為が発展し、現在では新年を祝うというよりも「水をかけ合う『祭り』」と解釈している人が多くいます。楽しむための「水をかけ合う『祭り』」という意識が高い現在でも、従来の「旧正月を祝い」「敬意を表する」という『ソンクラーン』の意義を忘れずに楽しむことができたら、より素晴らしい期間を過ごせることでしょう。
世界的に有名な『ソンクラーン』
『ソンクラーン』期間はタイで一番暑い時期に行われということもあり、小さな子どもから大人まで総出で「水かけ合い」に大はしゃぎです。そのようすはまさに凄まじく、水鉄砲やバケツで見知らぬ人同士で水をかけ合ったり、白いパウダーを顔や体に塗りあったりと日常ではまず出来ない行為も「祭り」ということで法律で保護されています。現在では『ソンクラーン』はタイ人だけの「祭り」ではなく、海外からの旅行者や外国人にも浸透し、わざわざこの期間に合わせてタイに来る人も多いくらいです。
『ソンクラーン』の準備物
服装は、半そで・短パン・サンダル・(水中メガネ?)
『ソンクラーン』といったら色とりどりの「アロハシャツ」です! 赤に青に黄色にオレンジに、色々なシャツがこの時期はお店に並びます。スーパーマーケットにも『ソンクラーン』時期に合わせて派手な服が並び「せっかくなら・・・」と思い買ってしまうのです。ズボンも長いものより短いほうが良いでしょう。スカートは厳禁! 大はしゃぎした男性達の餌食になってしまいますし、スカートがめくれてもそれどころじゃなくなるでしょう。足元は水に濡れてもよいならスニーカーが一番安全。それでも気になる人は足首の固定されたサンダルが良いでしょう。それでも盛り上がっている場所は人が多く足を踏まれる可能性大なので靴は意外と重要部分です。最後におまけは「水中メガネ」です。恥ずかしくなくて、いろんな人に水をかけられそうな方はどこから水が飛んできても良いように「水中メガネ」をしましょう。
さらに注意点
『ソンクラーン』経験者であれば誰もがどのようになってしまうか想像がつくでしょう。しかし、初めての方は何も分からず、外に出ただけでびしょ濡れ・・・ってこともしばしば。でも怒ってはいけません。この時期にタイに訪れた人ではあれば絶対に心得ておこなければなりません。それもそのはず、『ソンクラーン』の時期というのは誰それ構わず「水をかけ合う」ため、旅行者でもあっても容赦しません。水に濡れたくなければ「ホテルでじっとしている」「タクシーに乗ってショッピングセンター内に逃げ込む(タクシーに乗る間に水を浴びることも)」。これだけ注意していても盛り上がっている人々をかき分けるのは大変です。タクシーにもパウダーや水をかけるとあって、外出したら水に見舞われる覚悟は必要です。
『ソンクラーン』を楽しむアイテム
「水かけ合い」を思う存分に楽しみたい方は、それなりの『ソンクラーン』グッツがあると良いでしょう。わざわざ日本から物を持ってくる必要はありません。期間中は至る所に『ソンクラーン』のためのグッツが置かれており、水鉄砲や白いパウダー、バケツなど色々な物がうられています。賑わう場所にいったあとに買っても手遅れになることもしばしば。出来ればスポットに行く途中にゲットしておきたいものです。
「ソンクラーン」おすすめスポット!
本場の『ソンクラーン』を自分の目で肌で感じたい人におススメの有名スポットをご紹介します。
<シーロム通り>
バンコクで最も盛り上がる場所はここ「シーロム通り」です。「シーロム通り」では前に進むのも大変なほどの賑わいぶりで、地元のタイ人を中心に多く集まります。昼間から賑わっていますが、夜はさらに人が集まり前にはまったく進めません。普通の休日の日だけでも人が多く訪れる「シーロム通り」ですが、『ソンクラーン』の時期は本当にすごいです。一旦入ったら最後、クライマックスまで水のかけまくりです。
<カオサンロード>
「シーロム通り」と同じく「カオサン通り」でも賑わいます。普段はバックパッカーが集まる場所として人気の「カオサン通り」ですが、やはり『ソンクラーン』時期、じっとしていられない外国人旅行者が大はしゃぎします。タイ人よりも外国人のほうが多いのではないか「カオサン通り」では間違いなく『ソンクラーン』を激しく味わえることでしょう。真夏の太陽の下、身体の上から下までびしょ濡れで涼しくなりたければ「カオサン通り」へどうぞ!
ソンクラーンの注意事項
交通渋滞&宿泊施設混雑に注意!
ソンクラーンの期間中、日本のゴールデンウィークのような長い休みになります。そのため休みを利用し故郷へ帰る人も大変多く、地方へ行く道路は渋滞です。地方に行くことを考えている人は普段よりニ倍近くの時間がかかることを覚悟してください。さらに宿泊施設はバンコク市内では期間中満室になることが多く、早めの予約が必要です。
交通事故に注意!
『ソンクラーン』時期は、何事もなく楽しく旧正月を祝えれば一番いいのですが、やはりそれだけでは収まらないのが毎年のことです。『ソンクラーン』期間中は酒気帯び運転が多くなる上、走行中であってもマナーを知らずタクシーやバイクに水をかける人がいます。タイでは期間中臨時の検問所を設置し警戒を強めていますが、『ソンクラーン』に参加しない方は特に、賑わう地域近くには行かないことや、なるべくなら遠出をしないことをおススメします。
いかかでしたか?タイの『ソンクラーン』は一年で最大級の伝統的お祝い期間であるため、一度は経験してみたいものです。今からでも遅くはありません、ぜひ期間中バンコクへお越しください!!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-03-31