伝統タイ式ウェディング潜入レポ

タイの伝統に則った結婚式にナビが潜入、徹底取材!!

サワッディーカー!バンコクナビです。
この度、ナビが本当のお兄さんのように慕っているタイ人の先輩が、めでたく結婚式をあげることに!新郎のゴーさんはタイ政府のお役人、新婦のオーさんは日系航空会社のフライトアテンダントというカップルの結婚式に、ナビが潜入してきました!

♥ 朝

“結婚式”はタイ語で『ピティー・シリモングコン』。伝統的なタイの結婚式は、新婦さんのおうちで行われます。
当日の天気は晴天なり。朝8時、バンコク郊外にあるオーさんのお宅では、準備の最終チェックが行われていました。

♥ 行列

いよいよ式の幕開け。新郎が新婦を迎えに行く行事が始まりました。「ホー!」「ホー!」という、お決まりの威勢のよい掛け声をバックに、結納の品々を手にした参列者が、行列をなして新婦の家に向かいます。
ここでタイならではのしきたり。新婦側の人たちが金銀のネックレスでとおせんぼ、新郎の行く手を阻みます。新郎はご祝儀を包み、道をあけてもらうのです。新郎の甲斐性の有無を試すためでしょうか。
新婦の部屋の前、最後の難関もくぐりぬけて、ゴーさん、無事新婦さんを階下まで連れ出すことができました!

♥ 両親に挨拶

タイでは、親をとても尊敬し大切にします。儀式が始まるまえに、両者の親に深々と頭を下げ感謝と尊敬の意を表します。わが子の成長に、ご両親も感無量の様子。

♥ 結納

結納の儀式が始まりました。結納の品は、現金・金のアクセサリー・そして結婚指輪、などなど。結納の額は家によって様々ですが、ゴーさんの場合は、何かの縁起をかついでいるのでしょうか?44万4千4百44バーツでした。品々にお祝いの花をかけるのが、南国タイらしいですね。指輪の交換まで無事に終わって、最後は新婦のお母さんが風呂敷に包んで持って行ってしまうという楽しいパフォーマンスで締めくくりです。

♥ 撮影会

タイの人たちは写真を撮るのが大好き。結納が終わったあとは、招かれた人たちが順に新郎新婦のそばに駆け寄り、二人の名前と日付が書かれたプレートをバックに撮影会です。

♥ 僧による儀式

敬虔な仏教国であるタイでは、結婚式ももちろん仏教式。タイでは、『9』は『発展』『前進』という言葉と発音が同じということで、とても縁起のよい数字だとされています。9人のお坊さんを招いて、お経をあげてもらいます。お経が終われば、食事時。接待のお食事を振舞います。

♥ 食事

ここで招待客も食事を頂きます。新郎新婦はゆっくり食事をする暇もなく、テーブルからテーブルへと挨拶をして回ります。

♥ 午後

午後1番に行われたのは、お坊さんに額に白い粉で縁起のよい印をつけてもらう儀式。さらに頭に魔よけの糸を巻き、僧に聖水をかけてもらいます。この糸がつながっているところに、二人がいつまでも一緒にいられるようにとの願いが込められています。タイでは水は神聖なもの。僧が撒く聖水を浴びればいいことがあると信じられています。

♥ ロットナームサン

次は、タイの結婚式のメインともいえる、『ロットナームサン』という儀式。新郎新婦の両手に、「このたびはおめでとうございます」「いつまでもお幸せに」とお祝いの言葉をかけながら水を流します。

♥ 腕に糸を巻く

最後に招待客からお祝いの品を受け取り、お返しを渡します。この際、腕に魔よけの白い糸を巻いてもらいます。これで一通りの儀式は終了、新郎さん、新婦さん、おつかれさま。

♥ 披露宴

夜は、高級ホテルのホールで盛大な披露宴パーティーが行われました。顔の広いお二人、総勢500人を招いて行われたパーティーでは、幸せいっぱいの笑顔を絶やさず、皆から祝福を受けていました。

いかがでしたか?
人生の節目となる儀式には、普段の生活では見えない、独特のしきたりや風習が見られるもの。
ゴーさん、オーさん、本当におめでとうございます、お幸せに!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-11-16

ページTOPへ▲

その他の記事を見る