タイで映画を観よう!

タイの映画館、おススメ映画大特集!!

サワッディーカー、バンコクナビです! タイへの旅行で気になるのは「観光名所」に「食べ物」!? やっぱり誰でも始めはそう考えます。しかし、初めての方でも、リピーターの方でもタイで今の流行りを探すならエンターテイメント施設に行くことをおススメします!! タイで今流行っていることや、タイ人の生活を覗くにも良いし、何より直にタイ文化に触れることができるのが、意外とこうゆうエンターテイメント施設だったりします。そこで、今回はタイ人が大好きな『映画』にスポットを当ててご紹介していきます。

タイ映画の特徴


「タイ映画」ときいて作品を思い出す人はいますでしょうか?最近では少しずつ日本にも映画がDVD化されたり、映画祭などで上映されるようになってきた「タイ映画」ですが、まだまだ我々日本人には未知の世界ではないでしょうか?1897年に西洋人が上映した映画がタイでも映画の歴史の始まりといわれています。 実際に「タイ映画」を観てみると観る前に持っていた印象と、観たあとでは印象がガラっと変わり『こんなにおもしろいんだぁ~!!』という驚きと、もっと観てみたいという衝動にかられました。さっそくDVD店にDVDを買いに行くと残念、ほとんど日本字幕はおろか英語の字幕さえもついていません。だからこそ、今上映中の映画を映画館で英語の字幕を通して観るのが一番! 映像加工の巧みさや飽きのないストーリー、一度ハマったらタイの映画館が憩いの場になっているでしょう。


◎タイ映画の一般的なジャンルは!?

タイの映画といって何か思いつきますか?タイでは主に「ホラー」「コメディー」「アクション」が大人気です。高い確率でこの三つのジャンルが必ずシーズンごとに組み込まれています。映画も毎週木曜日に変更され次々と新しい映画がでてきて、熱しやすく冷めやすいタイ人のようですが毎回違う映画を観ることができて嬉しいです。では、この三つのジャンルの最近のおススメ映画をご紹介していきましょう。

●ホラー映画

次から次と「ホラー映画」がでてくるのは、毎日タイが暑いから少しでも涼しくということでしょうか?タイ人は恐いホラー映画が大好き! 日本の『リング』『JUON』などはタイでも大人気なほどです。初めてタイの友人に勧められてタイの「ホラー映画」を観た時恐くてほとんど目をつむっていたのですが、友人は恐がりながらも瞬き一つせず見入っていました。それほど昔から恐い映画に慣れてしまっているのでしょう。幽霊に関わるホラー映画がほとんどで、仏教に関わることも映画の要素です。また、恋人同士での争いから生まれる幽霊の呪い話や、学校の怪談など、観つくせないほどの本数がタイにはあります。

☆シャッター( ชัตเตอร์ กดติดวิญญาณ英題:Shutter)
友人の結婚式の帰り道、若手カメラマンと彼女が田舎町の道路を車で走行中、突然出てきた女性をはねてしまう。恐怖からその場を逃げ出したが、その日から恐ろしい日々が始まる・・・。タイで最も怖いホラー映画として人気を集めたシャッターはタイを代表するホラー映画になりました。

●コメディー映画

「微笑みの国タイ」まさにその通り、タイ人は笑うことが大好き。家族でも友人同士でもいつも誰かがジョークを飛ばし笑い合います。そのような国だからこそなのでしょうか、『コメディー映画』が多い多い。コメディー映画でない違う真面目な映画や、ホラー映画でも何かしら笑いが入っていて「笑いたければ笑っちゃえ」という感じで観客もみな大声で笑っています。日本ではコメディーでもみんな控えめに笑っているイメージがありますが、微笑みの国は違います。これがあるべき「コメディー映画」とでもいうように大笑いで、いつまでも余韻が漂います。英語の字幕で理解ができてもタイ独特のジョークなどは外国人には笑えない時もありますが、それでも笑えます。

☆トゥッキー ジャオイン・カーイ・ゴップ ( ตุ๊กกี้เจ้าหญิงขายกบ英題:Tukky)
今、大人気の女性コメディアン、トゥッキーが主演を務めるシンデレラ・コメディー映画です。カエルを売って商売をしていた、カエルに似た顔で大の男好き、トゥッキーでしたが、実はある王国の最後の王位継承者であることが判明し生活は一変、プリンセスとしてのマナーをたたきこまれ奮闘する姿を面白おかしく描いています。

●アクション映画

三つ目の最後は『アクション映画』。日本でも有名なタイ・アクション映画が「マッハ!!!!!!!!」「チョコレート」という作品です。聞いたことある人や、観たことある人も多いはずです。最近では「チョコレート」という女の子を主人公にした映画が日本でもリメイクされ注目されました。タイの『アクション映画』のすごいところは、主人公の俳優達がほとんどスタントマンを使わない自己演技で、さらに特殊加工もほとんどされていないというのですから驚きです。「チョコレート」という作品も実際に女優さんが演じ、全身に打撲や傷を負いながらもスタントなしで演じています。迫力満点のタイの『アクション映画』です!

☆チョコレート( ช็อคโกแลต英題:Chocolate)
センは特殊な能力を持つ女の子、がんに冒された母のために治療費を友人と稼いでいた。母からお金を借りている債務者のところに取り立てにいくと、命を狙われ始める。No.8と繋がっているというが一体何者なのか・・・。主演のタイ人女優ヤーニン・ウィサミタナンがスタントなしで演じる本格的アクションムービーです。日本の俳優、阿部寛と共演していることもあり、日本でも大人気。最近、「チョコレートファイター」として日本でもリメイクされたばかりです。

●その他 人気作品

☆フェーンチャン แฟนฉัน 英題 (My Girl : Fan chan)左

80年代、ひとりの少年のほろ苦い初恋を描いた作品で、胸をキュンとさせるやさしくてせつない記憶を呼び起させる大作です。監督は6人、脚本家7人、プロデューサーー3人、映画会社3社が作成にあたったタイを代表する名作の一つです。作品は、日本でもDVD化されていてテレビ放送もされたこともあります。

☆ロットファイ・ファー マー・ハー・ナ トゥー(รถไฟฟ้า มาหานะเธอ英題: Bangkok Traffic love Story: BTS)真ん中

中国系の家庭に育ったリーは30歳を迎えたが恋人を持ったことのない普通の女性。親友のペッドが結婚をした期に少しずつ寂しさを感じていました。そんな時、BTS(スカイトレイン)のエンジニアをしている男性に一目ぼれし、一途な想いを込め奮闘する姿を描いています。予告編の時点から大人気の俳優ケン=ティラデート・ウォンプアパンが出演すると知ったタイ人からは歓声が聞こえていました。上映が始まるとやはり人気沸騰、この年の賞をたくさん受賞していました。日本の沖縄国際映画祭でもタイ代表として上映されたそうです。

☆グアン・ムン・ホー(กวน มึน โฮ:英題:Hello Stranger)右

友人のいたずらで急に韓国へ旅行に行くことになった青年。ツアー先で酒に酔い迷子になってしまい、見知らぬ女性に介抱されるが、ホテルに戻ってみるとすでにツアーは出発済み、そこで青年は女性を頼って二人は行動を共にすることになるが・・・。タイで爆発的に流行っているのが「韓国」。その韓国を舞台にした映画ができました。笑いあり涙ありのロマンチックラブストーリーおもしろいです。

タイの映画館情報

タイにも昔から映画館が多数あり人々の娯楽の場であったそうです。今では日本と変わらない? それ以上? とも見える映画館がたくさんあります。バンコク内の駅近映画館をご紹介します。

◎映画館料金
映画館によりばらつきがありますが、大体正規の大人料金で150Bath~250Bathでチケットを買うことができます。水曜日はMovieDayで110Bathで映画を観ることができる日もあります(新作は除く)。最近流行りの「3D映画」は250Bath~300Bathで観ることができ、日本と比べたら破格の安さです。

◎タイの映画館での注意

1. 周りの人が席を立ったら同じように席をたちましょう

映画が開始される前、宣伝や予告編の後にプミポン国王様を称える映像が流れます。この映像が流れている間は外国人であっても全員が国王様に敬意を表すため立たなくてはなりません。立たないとタイの刑法にかかり処罰されます。周りの人が立ち始めたら迷わず一緒に立ち国王様に敬意を表しましょう。

2.携帯電話は切りましょう

日本よりは携帯の電源を切らない人が多く目立ちます。それでも、映画が始まる前には電源を切るように広告も流れます。たまにマナー違反をする人がいますが、やはりほかの人からの目線は冷たいものです。

3.英語字幕のある作品が注意しましょう

タイの映画館でタイの作品を観るとき、ほぼ英語字幕が付いています。しかし、稀に字幕なしのタイ映画もありますので、チケットを購入する前に英語字幕があるのか、確認することをおススメします。

4.カバンは膝の上でかかえましょう

日本でもあるお財布や高級品のスリです。リラックスして見入ってしまいますので、少なくとも開いている席にカバンを置くのは避けてください。もし高級品を買い物した後は足元に置くなどして、注意するに越したことはありませんので気をつけてください。

おまけ タイの映画館でビックリしたこと・・・


タイの映画館でビックリすることといったら上映前に全員が起立し国王様に敬意を表する時間があること。それと、コメディーだから良いけれど、みんな大爆笑するということ。そしてもう一つが人にも違いますが、日本では大抵エンディングの曲が流れて何となく映画の余韻に浸っている人が多く、すぐに席を立つ人もあまりいない気がします。しかし、タイでは逆なのです。映画のエンディング近くなると皆ソワソワし始め映画が終わりエンディング曲が流れ始めた途端出口のドアが開かれ映画館のスタッフが大声で「こちらが出口です!」と叫ぶのです。そして観客もみな一世に立ちあがり次々と出ていきます。一度最後のほうまで残っているとまだ曲も終わっていないのに、掃除の係りの人が入ってきたときにはビックリでした。普段おっとりした性格のタイ人ですが、映画館では動きが最速です。


いかがでしたか?タイで映画を観るなんて考えもしなかった人も一度観たらハマってしまいますよ! ぜひ旅行中時間があるときは最寄りの映画館へお立ち寄りください! 以上、バンコクナビでした!!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-02-03

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