ツアーに頼らずタクシーに乗らず安全確実なBTSと地下鉄を使い徒歩で廻れる観光地ベスト10
を紹介 1日のんびりゆったりの観光コースを自分で作ろう!
サワディカップ バンコクナビです。 バンコクの観光、勿論ツアーに参加して日本語ガイドさんに案内してもらうのが一番簡単な観光ではありますが、団体行動って得意じゃない方、結構いらっしゃいますよね。それに加えて普通市内観光と言えば王宮・ワットアルン・ワットポーとお寺系ばっかりでお腹一杯と言う方、いらっしゃいますよね。かといって自分で廻るには「タクシーは乗るのが怖いっ!」と言う方、これもいらっしゃいますよね。
では公共交通のBTSスカイトレイン、MRT地下鉄+徒歩だけで行ける観光地、ナビがトップ10を作成してみました。勿論お好みに合わせてお好きな組み合わせで1日ぶら~り散歩のように観光してみて下さい。
1. ルンピニー公園
都会の中心にある緑豊かな公園
行き方は超簡単、BTSサラデーン(Saladaeng)駅または地下鉄のシーロム(Silom)駅で下車して頂ければ徒歩5分足らず、詳しい行き方はそれぞれのコンテンツをご覧下さい。緑溢れる大きな公園です。敷地面積は0.57k㎡、と言ってもピンと来ないので、日比谷公園の3倍くらいとご理解下さい。
中央には大きな池があり、2.5キロのジョギングロードもあります。ではここの見所はというと早朝は太極拳をする人を見学、日中は大きな水トカゲです。水トカゲを見るには池の淵に沿って、なるべく人が少ない方へ進んで行けばかなりの確立で出会うことが出来ると思います。所用時間は1時間を見込んでおいて下さい。
朝は太極拳 夕方はエアロビクスが盛んに行われます
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今や名物となった水トカゲ
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2. スネークファーム
都会の中心にある緑豊かな公園
ルンピニー公園からラマ4世通りに沿って歩くこと約5分、トカゲの次は蛇?と爬虫類が苦手な人には“ごめんなさい”ですが、別名毒蛇研究所とも呼ばれ大きなニシキ蛇を触れる赤十字の施設がスネークファームです。もともとバンコクは「東洋のベニス」と呼ばれるくらい水路が発達した場所であったため、沢山の種類の蛇が生息していました。今、皆さんがバンコクに来られる際に利用するスワンナブーム空港も空港が出来る以前は「ノングーハオ=コブラ池」と呼ばれていた湿地帯だったんです。
当然蛇に噛まれ命を落とす人が大勢出る中、
- タイで必要なantivenoms(解毒剤)を生産・確保すること
- 蛇に咬まれた時の為の知識を広く普及させること
- 蛇に関する研究を重ね、より深く理解すること
を目的に設立されました。日本でも山歩きやキャンプなどに良く出かけられる方、是非みておいた方がイザッという時に役にたちますよ。所要時間はやはり1時間を見込んでおいて下さい。
コブラのショーもあります
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ニシキ蛇を首に巻いて記念写真
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3. ワット トライミット
やっとバンコクらしい場所を紹介できます。ワット=お寺 ですから、仏教国であるタイの本領発揮というところでしょうか。もし会社経営やビジネスに興味のある方には是非訪問して欲しいお寺です。
行き方は地下鉄MRTの終点フアランポーン(Hua Lamphong)駅から徒歩7~8分、ラマ4世通りの延長線上、ジャルンクルン通り(Charoen Krung Rd)方向へ進み運河を越える橋を渡って最初の路地を左へ曲がるだけ、とっても簡単です。
ここの見所は何と言っても本物の“金”5.5トンで出来た黄金の仏像、それも捨てられていたボロボロの仏像の漆喰が剥がれて中から金の仏像が出てきたという嘘のような逸話を持つご神体ですから、「商売の神」として崇められるのは当然で、金運にあやかりたいという人の参拝が後を絶たないお寺です。所要時間はざっと往復徒歩を入れて30分から40分というところです。
いつも人が多いワットトライミット
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純金ではありませんが純度60% 5.5トンの仏像
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4. ジムトンプソンの家
ジムトンプソン氏が住んだ家が博物館になっています
タイ旅行お土産ランキングNo.1の地位に長年輝くタイシルクブランド“ジム トンプソン”
その創設者であるジェームズ ハリソン ウィルソン トンプソン氏が8年間の間住んでいた家が博物館になっています。氏はタイシルクをハリウッドに売り込みジム トンプソン ブランドを確立した後、マレーシアで行方不明になり現在もそのままという数奇な運命を辿った人物です。戦争中はアメリカの諜報組織CIAの前身OSSに所属し、スパイのような活動をしつつ、戦後はジムトンプソンのオーナー、そして美術品コレクターでもあった彼が残した家、どんな暮らしぶりだったのか気になるところですよね。また同じ場所には外国人向けにマイルドなアレンジがなされたタイ料理レストランも併設されているとあって、「見る」と「食べる」を両方満喫出来る場所でもあります。
行き方はBTSナショナルスタジアムから徒歩5分ほど、到って簡単な場所にありますので、迷わず行けることでしょう。所要時間は見学だけなら1時間と少し、ランチかディナーを組みわせれば2時間は見て下さい。
実際に住んでいた家の一部
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氏が集めた沢山の美術品が展示されています
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5. スワンパッカード宮殿
BTSパヤタイ駅から徒歩5分、現王朝の第5代国王の子息が集めた美術品関係が多く展示されている博物館です。市内の中心地でありながら緑に囲まれていて、団体客が来ることが少ないためのんびり閲覧できる場所となっています。チェンマイ風古式建築のタイハウスが回廊のように繋がり、音楽・絵画・彫刻などと言った芸術関係の展示物を眺めながらその当時のタイに思いを馳せる、そんな鑑賞の仕方が似合うのではないでしょうか。
英語ガイドも居ますが、ガイドブックや集めた資料を片手に静かにご覧下さい。また駅からエアポートレイルリンクを利用すれば、衣料品の問屋街であるプラトゥナームまで簡単にアクセス出来る場所ですので、ここを見た後タイのファッションを実際に購入しに行くというのも面白いと思います。
都会の中心にありながら心休まる不思議な空間
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展示品の多くは美術品
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6. チャトチャックウィークエンドマーケット
土日のみ開かれるウィークエンドマーケット
あくまで土日限定、しかも「観光スポット」として紹介するのが良いか、「買い物」で紹介するのが良いか迷うところですが、BTSモーチット(Mochit)駅、MRT地下鉄チャトチャックウィークエンドマーケット駅どちらから行っても徒歩5分程度、しかもそこへ行く人の波に乗っていけば必ず着ける場所がチャトチャックウィークエンドマーケットです。
生鮮食料品以外は本当に何でも売っている(犬も猫も魚も)マーケットで、この場所の説明はもう充分ということで、注意点だけ書き出します。
● スリが多いので、対スリ対策を充分に練って行って下さい
● とにかく暑くなるので、水分補給と休憩を忘れずに
● 迷路のような場所ですので、気に入った物があればその場で買っておくこと
● 買い物の量を想定したバッグを用意しておくこと
● 返品はできないので、良く品定めしてから購入すること
以上を念頭に置いて数時間は掛かる覚悟でお出かけ下さい。
所要時間は目的により違いますが、2時間以上滞在する場合は暑さ対策を忘れずに。
とにかく広いので、ぶらぶらするだけでも2時間以上
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人が多いので盗難には十分ご注意下さい
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7.オートーコー市場
OR TOR KOR=オートーコー
ここも同じく買い物をする“市場”ですが、チャトチャックウィークエンドマーケットからも近いので元気がある方は1日で両方見て廻れる場所です。チャトチャックウィークエンドマーケットには無い生鮮食料品が豊富、しかも高品質のものが多いので、特にフルーツ好きの方にお勧めです。日本では結構お値段の高い、或いは余り手に入らないフルーツを買ってホテルでフルーツ三昧を楽しむのに最適な場所です。
それほど大きな場所ではないので、2時間程度みれば充分楽しめると思います。
チャトチャックウィークエンドマーケットへ寄らず、直接ここを目指して行かれる方はMRT地下鉄ガムペーンペット(Kampaenped)駅の3番出口を出れば目の前です。
中は明るく清潔です
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デパート以上の品質が“売り”のオートーコー市場
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8. エラワン祠
バンコクナンバー1のパワースポット
パワースポットに興味の深い方、信仰心に厚い方へお勧めの場所がバンコク屈指のパワースポットとして超・超有名なのがエラワン祠、行き方はBTSのラーチャダムリ駅、チットロム駅、サイアム駅から徒歩5分前後、朝から晩まで国籍を問わず大勢の人が祈願に訪れる場所で、スリは勿論置き引きも多い場所ですので、身軽な格好でお出かけ下さい。
また近隣で高額な献花用の花を売りつける輩もいますので、献花をしようと言う方は祠の中でお買い求め下さい。所要時間は20分というところだと思います。
BTSからも見ることができます
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願いが成就した人が捧げる踊り
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9. ガネーシャ&トリムルティ
人身象頭の神 ガネーシャ
同じパワースポットですが、特に学業と商売に関して幸運を得たい方、又は恋愛関係でパワーを求めるかた、エラワン祠から徒歩5分足らずの場所で伊勢丹が目印ですから容易に辿り付けることでしょう。
祈願の仕方には色々作法があるようですが、忙しい旅行者の方はあまり気にせず、一心不乱に祈りを捧げることが大切なのではないかと思います。
伊勢丹に向かって二つの祠がありますが、向かって右、象の頭部を持ち4本の腕があるのガネーシャ、ヒンドゥ教の破壊神「シヴァ」の息子です。学業と商売の神として崇められています。
そしてセントラルワールド中央寄りにある三人の神が一体となった姿がトリムルティ、最高のご利益を求めるならば木曜の夜9時30分に赤い薔薇9本とお線香を9本を共にお供えするのが良いそうです。
両方にお参りしたとしても所要時間は10分から15分というところでしょうか。
3神一体のトリムルティ
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願いに来る人が後を絶ちません
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10.アジアティーク リバーフロント
今や新しいバンコクの顔になったアジアティーク
交通手段がBTSにシャトルボートが加わります。専用の無料シャトルボートのため、目的地以外に行くことはありませんので、迷わず行くことができます。2012年にオープンしたアジアティークリバーフロントは以前とても人気があったルンピニーナイトバザールと同じく夕方以降からの開場で、元々は海運会社の倉庫であった場所に当時の建物を極力残す形で開発された新しい観光スポットです。東京ドーム2.5個分の敷地に1,500軒以上のお店と40を超える飲食店、更にはニューハーフショーで有名なカリプソキャバレーショーなども見ることが出来る人気のマルチ観光スポットです。食べる・買う・見ると3拍子揃った場合、所要時間はかなり長いものになるでしょう。
基本はナイトバザールですので、来るのは夕方以降
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夕食を摂りながら結構長い時間過ごす人も多いようです
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番外. マンダリンオリエンタルホテル
世界に名だたるファイブスターホテルのマンダリンオリエンタルホテルでアフターヌーンティは如何ですか? BTSサパーンタクシン駅から徒歩約10分、優雅な雰囲気に包まれつつのんびりお茶を頂き、悠々と流れるチャオプラヤ川を眺めるのも良いでしょう。
ファイブスターホテルでアフターヌーンティー 優雅です
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上質な空間で過ごす時間も悪くありません
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昨今増加しつつあるお一人様旅行、ナビとしては安全で快適な旅を楽しんで頂ければ嬉しいところです。あまり無理なスケジュールや無茶な行程を立てず、タイらしくのんびりしたスローライフ風ツアーをお勧めしています。以上バンコクナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-01-11