2020年のタイ・バンコク

新しいこと・楽しいことで一杯の2020年です!


サワッディーカー!バンコクナビです。新たな国王・ラーマ10世が戴冠した2019年に続き、2020年のタイは落ち着きを取り戻した1年になりそうです。政治などの大きな動きがなく、観光客にとっては最大限にタイ観光を楽しむことが出来そうです。それでは、2020年のタイ・バンコクを早速ご紹介していきます!

2020年の年間カレンダー


王族関連や仏教関連の祝休日の他、休日にはなりませんが、タイの人々が大切にしている特別な祝いの日も多くあります。突然変更になることや急に新たな祝日が決まることもあるので、気になる方は、旅行前にバンコクナビをチェックしてみて下さいね。以下は、2019年末にタイの中央銀行が発表した1年間の祝休日です。

1月1日(水) お正月 (ワン・ピーマイ)
正月は家族と一緒に過ごす人が多く、正月の朝早くから近くの寺院へ出かけ僧侶への托鉢やタンブン(得を積む)を行います。

1月25日(土) 春節祭(中国旧正月)
※休日にはなりません。



2月10日(月) 万仏祭(マカブーチャ)の振替休日
陰暦3月の満月の夜に、釈迦のもとに弟子1250人が偶然集まった奇跡を祝う祝日マカブーチャ(2月8日(土))の振替休日です。※酒類の販売は禁止されます。

4月6日(月)チャックリー王朝記念日
現ラタナーコーシン王朝を築いたラーマ一世の即位記念日です。

4月13日(月)~15日(水)ソンクラーン(水掛祭り:タイの旧正月)
タイの新年で、全土で「水掛け祭り」が盛大に行われます。

5月1日(水) レイバーデイ
いわゆるメーデーで、労働者がお休みを頂ける日です。

5月4日(月)戴冠記念日
ラーマ10世の戴冠記念日です。

5月6日(水) 仏誕節(ヴィサカブーチャ)
お釈迦様が『生誕』『大悟』『入滅』した日です。3つの奇跡が重なったこの日は仏教上、最も聖なる日と言われています。※酒類の販売は禁止されます。

6月3日(水)王妃誕生日
ラーマ10世の配偶者・スティダー王妃の誕生日です。

7月6日(月) 三宝節(アサラハブーチャ)の振替休日
お釈迦さまが悟りを開いてから7週間後、修行時代の友人5人に初めての説法を行い、その5人が僧侶になったことから、「仏・法・僧」の三宝が成立したアサラハブーチャ(7月5日(日))の振替休日です。※酒類の販売は禁止されます。

7月28日(火)ワチラロンコン国王誕生日
ラーマ10世・ワチラロンコン国王のご生誕記念日です。

8月12日(水) シリキット王太后誕生日/母の日
故ラーマ9世の配偶者・シリキット王太后のご生誕記念日。タイでは「母の日」でもあります。

10月13日(火)プミポン前国王メモリアルデー
故ラーマ9世・プミポン前国王が逝去された日です

10月23日(水) チュラローンコーン大王記念日 (ワン・ピヤマハラート)
タイの近代化に多くの功績を残したラーマ5世チュラローンコーン大王の逝去日です。

11月1日(日)ロイクラトン
陰暦12月の満月の夜に、川に小舟を浮かべて流すタイの伝統行事です。農作物の収穫を水の精霊に感謝します。

12月7日(月) プミポン前国王誕生日/父の日の振替休日
故プミポン前国王のご生誕の記念日(12月5日(土))、「父の日」の振替休日です。

12月10日(木) 民主憲法記念日 (ラッタタマヌーン)
タイで初めての恒久憲法が公布された記年日です。

12月31日(木) 大晦日(ワン・シン・ピー)
家族と共に新年を迎えるために、多くのタイ人が故郷に帰ります。バンコク市内ではカウントダウンイベントが各所で行われ賑わいます

2020年の天気


10月~2月:乾季
雨が少なく暑さも和らぎ、さわやかな天候が続く1年で最も過ごしやすい“ハイシーズン”です。朝晩冷え込むこともあるので長袖の上着は必須です。タイ人の多くはこの過ごしやすい時期を利用してタイ国内旅行に出掛ける人が多いようです。また、屋外での行事も多く、期間限定のナイトマーケットなどが各地で盛り上がるのもこの時期です。ただ、乾季の間は、バンコクを中心にPM2.5の濃度が上昇する傾向にあるので、バンコクの屋外で長時間過ごす場合は、PM2.5対応のマスクをお忘れなく。



2月中旬~5月:暑季
一年を通して最も暑く、日本の夏のように"タイの夏"とされる季節です。朝から強烈な暑さと日差しが続き、夜になっても気温が下がらずまさに熱帯夜が続きます。日中の気温が30~40度になることもよくあるので、熱射病の注意が必要です。長時間屋外にいることは身体にもダメージが強いので、屋内と屋外を交互に上手く行き来すると良いでしょう。毎年4月にはタイの旧正月として有名な「ソンクラーン(水掛祭り)」が行われる ため、タイ人と一緒に祭りを盛り上がるために大勢の外国人旅行者がタイを訪れます。



5月中旬~10月:雨季
かなりの暑さに疲れてきた頃に少しずつ訪れるのが、雨や曇りが多い雨季です。南国特有の激しいスコールが短時間降ったり、シトシト雨が1日中降る日もあったりします。スコールの場合は、雨の前後はカラっと晴れているので、突然降り始める大粒のスコールや雷を含んだ豪雨に対応するためなるべく折り畳み傘や雨合羽などの雨具を持っていると便利です。雨で足を滑らせないよう、お気を付けくださいね。

2020年の注目イベント!


春節:1月25日(土)
タイには中華系の人が多く、中華街だけでなくデパートなど街のあちこちで中国の旧正月「春節祭」に向けて祝賀イベントが開催されます。盛大に祝われる場所は、中華街「ヤワラート」!バンコクの中華街は世界一とも言われるくらい大規模です。旧正月は、ヤワラートが赤い色の装飾で覆われ、数千個の赤い提灯が飾られ京劇や獅子舞など中国文化を紹介するイベントも開催されます。



ソンクラーン:4月13日(月)~15日(水)
タイで最も盛り上がるイベントがタイの旧正月・ソンクラーン。通称水かけ祭りとも呼ばれています。その名の通り、町のいたる所で見知らぬ人同士でもお構いナシに水をかけまくります。サトーンやカオサンなどでの水かけイベントには、世界中からお祭り好きの観光客が集まり大盛り上がり。それ以外にも、街の通りを歩いていると、バケツやホースで水を掛けあったり、水桶を積んだピックアップトラックが街中を走って通行人に水をかけまくったり、とカオス状態になります。携帯や財布など濡らしたくない方は、ビニール袋に入れて持ち歩きましょう。また、水を掛けられるのは嫌だ!という方は、ホテルやデパート、カフェなど屋内で過ごすことをお勧めします。



ロイクラトン:11月1日(日)
陰暦12月の満月の夜に、川に小舟を浮かべて流すタイの伝統行事です。農作物を育んでくれる水の精霊に感謝をささげ、罪や汚れを水に流して魂を鎮めます。クラトンと呼ばれるバナナの葉や紙で作った灯籠を、ロウソクや線香、花で飾り、満月を水面に映す川に流します。ロウソクの火がいつまでも消えずに流れていくと願い事が叶うといわれています。光のともった灯籠が次々と川を流れていく光景はとても幻想的です。チャオプラヤー川沿いでは、イルミネーションが施されたボートのパレードやタイ舞踊の披露など大規模なイベントも行われます。

2020年の注目スポット


延線した地下鉄で行く三大寺院!
スカイトレインBTSや地下鉄MRTがどんどん延線しているバンコク。特に注目は、チャオプラヤー川を越えて延線した地下鉄MRTです。これまで、タクシーなど車でしか行けなかったワット・ポーや王宮、ワット・アルンが、なんと地下鉄で行けちゃいます!ワット・ポー周辺にはお洒落なカフェやレストランも点在しているので、三大寺院はもう行った、というタイリピーターの方にも、地下鉄利用はオススメです。


ミシュランガイド掲載店
タイ版のミシュランガイドが初めて発行されてから3年目!2020年版のガイドは2019年11月に発表されています。奮発して星付きレストランに行ってもいいですし、コスパの良いお店として「プレート」や「ビブグルマン」を獲得したタイ料理店も多いので、チェックしてみて下さいね。また、タイで昔から、美味しい店の印として有名な「緑どんぶり」のマークを店頭に掲げているお店もあるので、参考にしてみて下さいね。

2020年の注目トレンド:タイならではの味!


カイケム味
タイならではのフレーバーが数多く展開しているタイのスナック・スイーツ業界ですが、カイケム(塩卵)味が快進撃を続けています。ポテトチップスはもちろん、海苔やインスタントラーメン、クリスピークリームまでカイケム味が揃っています。独特な味なので好き嫌いが分かれるかもしれませが、旅行中にぜひ試してみて下さいね。


タイ・ミルクティー味
タイ好きの間で人気なのが、タイのミルクティー「チャ―・ノム」(ホットは「チャ―・ノム・ローン」、アイスは「チャ―・ノム・イェン」)。紅茶葉とミルク、スパイスや練乳などが入った独特な風味が特徴です。ドリンクも人気ですが、タイ・ミルクティー味のソフトクリームやプリンなど、スイーツも人気です。



タイのクラフトビール
タイでは、クラフトビール業界が盛り上がっています。タイでビールといえば、シンハービールやチャンビールなどが有名ですが、色々な種類のクラフトビールが作られているので、お酒好きの人は試してみて下さいね。タイ産ワインもありますが、クラフトビールほどの人気はないようです。気になる方は、タイ産ワインがあるレストランも多いので、試してみて下さいね。

他にも、タイ産のコーヒー豆を使ったコーヒーや、タイ産のカカオ豆を使ったチョコレートなども最近人気。要チェックです。

2020年の注意点:エコバッグ持参で!


タイでは、日本よりも早く、2020年1月1日からスーパーやデパート等でのプラスチックバッグの無料配布が禁止となります。1枚1バーツなど有料で販売するお店もありますが、多くのお店では、お金を払ってもプラスチックバッグをもらえません。代わりに、レジの近くでエコバッグが販売されています。買い物にはエコバッグの持参をお忘れなく!タイのエコバッグをお土産代わりに購入するのもいいかもしれませんね。


いかがでしたか?ラーマ9世の逝去、新国王の誕生、総選挙と忙しかったここ数年のタイですが、時代の移り変わりがひと段落して、観光に最適の状態となりました。タイ・バンコクの2020年を楽しみましょう!以上、バンコクナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2020-01-01

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