空港⇔市内ホテルまでの交通事情

スワンナプーム国際空港と市内ホテルの交通手段を解説します。

刻々と進化を遂げていくタイ王国ですが、首都バンコクへの玄関口である「スワンナプーム国際空港」は2006年9月に開港して以来、世界中から多くの人々から利用されています。バンコクの中心部からは約35km離れているため、バンコクへは何かしらの交通手段を確保しなければなりません。タイへの旅行ははじめてで迷子になってしまわないかと心配という方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、スワンナプーム国際空港と市内ホテルをつなぐ簡単で便利な交通事情をご紹介していきます。
市内への交通は、
エアポートレイルリンク(電車)
リムジン
市内バス
タクシー

を利用するのが一般的です。旅行の計画やホテルの立地条件などに合わせてお好きな方法を選んでみてください!

スワンナプーム国際空港⇒バンコク市内

日本から約5時間半をかけタイに降り立った際、まず先に考えるのがホテル(バンコク市内)までの交通手段です。できれば前もって決めておくと安心ですが、その場で決めても問題ありません。しかし、それぞれどのように乗ったら良いのか、またそれぞれのメリット・デメリットも重要ではないでしょうか。計画に合わせて選んでもよし、予算的な面で考えてもよし、何よりも楽か面倒かで選んでも良いでしょう。みなさんの旅行のスタイルに合わせてお選びください!

エアポート・レール・リンク (Airport Rail Link/ARL/รถไฟฟ้าเชื่อมท่าอากาศยานสุว

バンコク市内まで約30分で結ぶ空港交通
2010年8月23日に正式開業した高速鉄道です。タイのSRT(タイ国鉄道公団)が運営し、車両はBTS(Sky Train)・MRT(地下鉄)と同じドイツのシーメンス社製が採用されています。「スワンナプーム国際空港駅」から「パヤタイ(Phaya Thai)駅」までをCity Line(各駅停車)が約30分で走ります。「スワンナプーム国際空港駅」と終点の「パヤタイ駅」まで全8駅あります。途中の「マッカサン(Makkasan)駅」はMRT(バンコク・メトロ、地下鉄)の「ペッチャブリー(Phetchaburi)駅」に接続しています。
■運賃
各駅停車(City Line): 片道15~45バーツ 1駅毎に5バーツずつ加算

■運行時間
毎日運行:06.00 - 24.00
運行間隔
各駅停車(City Line) 時間帯により10分~20分間隔で運行

主要駅

スワンナプーム国際空港駅(Suvarnabhumi)
↓    ↑
ラートクラバン駅(Lat Krabang)
↓    ↑
バーンタップチャーン駅(Ban Thap Chang)
↓    ↑
フワマーク駅(Hua Mak)
↓    ↑
ラムカムヘン駅(Ramkhamhaeng)
↓    ↑
マッカサン駅(Makkasan ) 
↓    ↑
ラーチャプラロップ駅(Ratchaprarop) 
↓    ↑
パヤータイ駅(Phaya Thai) 

エアポート・レール・リンクは「速く・安全に」、空港→バンコク市内、バンコク市内→空港までを結ぶ交通であるため、駅→ホテル、ホテル→駅までは必然的にBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)、タクシーなどを利用することとなります。
City Lineは運賃も安いためタイの人々の通勤の足ともなっています

City Lineは運賃も安いためタイの人々の通勤の足ともなっています

Express Lineは速さが自慢!市内まで一番早くたどり着けます。

Express Lineは速さが自慢!市内まで一番早くたどり着けます。

車両内は新しく清潔で快適

車両内は新しく清潔で快適

AOTリムジン

他の交通手段より多少料金は高めになりますが、安心が一番という方はリムジンに乗ることをおススメします。リムジンは行き先や車種によって料金が異なります。入国手続きをし、税関を抜けたところにリムジン用カウンターがありますので、スタッフに行き先や人数、希望の車種を指名してください。

■運賃
距離と車種によって異なる
1,100B~ (トヨタ CAMRY ・ ニッサン Teana)
2,200B~ (BMW)
1,600B~(Mercedes-Benz)
1,200B~(トヨタ Commuter ・ ニッサン Urvan)
950B~(ISUZU MU-7)

■運行時間
24時間

■リムジン・サービスカウンターの場所
空港2階、到着ホール荷物受け取り場、A、B、C

バンコクナビ予約リムジン

安心安全を一番とするならやはりリムジンの利用をおススメします。貸切のリムジンで空港からホテルまで直接いくことができます。言葉も不安、目的地に到着できるか不安、とお考えの方はリムジンに全てをお任せしてはいかがでしょう。バンコクナビでは快適・安心のSPリムジンを予約出来ます。英語が喋れなくても事前に予約をしておけば直ぐにお車へ案内が可能、そのままホテルへ向けて出発です。タイへの旅行が初めての方や、安全に楽にホテルまで行きたいとお考えの方はぜひご利用ください。

一般バス

空港で働くタイの人々や、友人を空港に送りにきた人が帰宅時によく使う交通手段が市内バスです。公営バスと私営バスの二つがありあります。バスターミナルが空港から少し離れているため、知らない人や面倒だと思われる旅行者が多くいますが、格安でローカルな交通手段を求める人にはおすすめの交通手段です。空港からバスターミナルまでは24時間運行の無料リムジンバスがでていますので、慣れると一番安くバンコク市内までいけます。バスターミナルからはバンコク市内以外にもバンコク郊外へ向かうバスもあります。市内バスに乗るのはリピーター向けではありますが、それでも格安で旅をしたい方にはおススメです。

公営バス 
■運賃 
25バーツ~35バーツ(行き先やバスの種類によって異なる)

■運行時間
24時間営業 
運行間隔は行き先により異なる(約20分から30分間隔)

■乗り方 
バスターミナル窓口でチケットを購入するかバス乗車後支払い。

私営バス 
■運賃
行き先やバスの種類によって異なる

■運行時間
05:40AM-09:00PM営業

■乗り方
バスターミナル窓口でチケットを購入

無料シャトルバスでバスターミナルへ
バスターミナルへ行くには空港から無料のシャトルバスに乗る必要があります。乗り場は1 階のエントランス8を出て左に進んだところ、2階のエントランス5、6を出たところ、4階のエントランス5を出たところの3ヶ所にあります。所要時間は約10分で約10分置きにバスはやってきます。バス内は広々としているため大きな荷物を持つ旅行者でも大丈夫です。
バスが来たら乗り込みます

バスが来たら乗り込みます

約10分でバスターミナルに到着

約10分でバスターミナルに到着

公共タクシー

人数が多く、荷物も多いときにはタクシーがいちばん楽な交通手段です。カタコトの英語が話せる運転手もいますが、ほとんどの人がタイ語のみを話しますので、できるだけ目的地の地図やタイ語で書かれた名所を持参したほうがいいでしょう。高速道路運賃はメーターには含まれていませんので、運転手にいわれた金額(100、50、20バーツ紙幣を持っていると便利)を払うことになります。今(2014年3月現在)は初乗り料金が35バーツからでメーター式となっています。交渉制ではありませんので必ず乗車の際にはメーターが動いているかどうか確認しましょう。バンコク市内までは200バーツから250バーツかかります(道路状況と行き先によって異なる)。

■運賃
・初乗り(2kmまで)が35バーツ、以降440mごとに2バーツずつ加算されます。
※渋滞時は1分ごとに2バーツの加算
・支払い方法:後払い
・空港のタクシーは手数料として50バーツが加算されます。目的地に到着後、メーターに表示されている金額に50バーツプラスした金額を現金で支払います。
・高速道路に乗った場合の高速代は、乗客が払います。
・チップの必要はありませんが、5バーツ以下のお釣りは切り上げられてしまうこともあります。

■空港での公共タクシー乗り場
空港ではタクシー専用乗り場があり、ここでは安全を考え係員が車のナンバーと行き先を控え、トラブル防止を行います。1階のエントランス7を出たあたりに乗り場があり、順番に行き先を伝え乗り込みます。24時間サービスを行っています。
到着ロビーをでたら一階へむかいエントランス7をでます

到着ロビーをでたら一階へむかいエントランス7をでます

タクシー乗り場があるので係員に行き先と伝え、車両番号の書かれた紙を渡されます。トラブル防止のために控えておきましょう。

タクシー乗り場があるので係員に行き先と伝え、車両番号の書かれた紙を渡されます。トラブル防止のために控えておきましょう。

タイのタクシーは全て『メーター制』

タイのタクシーは全て『メーター制』



■タイのタクシーの注意点
楽で便利なタクシーではありますが、タイのタクシーは運転手と旅行者とのトラブルがよくありますので、気をつけたいことをいくつか抑えておいてください。

①メーターが動いているか確認
メーターが動いていなくで、目的地に到着後に高額な料金を請求されることがあるため。

②一人乗車は控えめに
もちろん一人で乗車することも可能ですが、旅行者ということで稀に金銭目当てで強盗にあうことがあります。特に夜などは男性でも一人では乗らないほうが無難です。

③しつこい客引にご注意
タクシーサービス以外で客引をするタクシーがいますが、手数料を払わない代わりに高額チップをしつこく請求される場合があります。愛想よく近づいてくるしつこい客引運転手にはご注意ください。

④急ぐ方はタクシーは厳禁
便利であることは間違いないのですが、急いでいる人にとっては適さない交通手段です。バンコク市内の道路は名物にもなるほどの混雑で日によっては30分で行くはずが1時間、1時間半かかるということも多々あります。これはタイに来たら我慢しなければならないことですが、それでも忙しい方は乗車前に十分お考えください。

⑤1階のタクシー乗り場以外の場所でタクシーに乗られる際の注意
1階のタクシーサービス以外でのタクシーではサービス料金を取らないため、運転手の呼び込みが特に激しさを増します。また到着後高額チップを請求されることがあるので、乗車の際には「ノーチップ」「メーター」であることを十分に確認した後に乗り込みましょう。

※注意点がおおくなったタクシーではありますが、人数が多い際や荷物の多い際にはホテルまで直接むかってくれるため一番便利であることは間違いありません。多少の注意を必要とはしますが、基本的なことを知っておけば安心して乗り込むことができます。

バンコク市内⇒スワンナプーム国際空港

旅も終盤、明日は帰国となった時、考えるのは空港までどうやっていくかということです。バンコク市内からスワンナプーム国際空港までは、初日に空港からバンコク市内まできた方法で向かうのを一度経験をしているのでさほど難しくないでしょう。しかし、初日は乗り場が全て空港内にあったからよかったけれど、帰りは乗り場もみなバラバラで行き着くのに時間がかかったりします。飛行機の出発時間に十分に間に合うような交通手段選びをすることも大事です。

バンコク市内からスワンナプーム国際空港への交通手段
<オススメ>
・バンコクナビリムジン
・タクシー
・エアポート・レール・リンク


バンコクナビリムジンは事前に予約さえしていれば、ホテルに直接お迎えに伺い安心して空港に向かうことができオススメです。タクシーはホテルに頼めば呼んでくれて自分の好きなタイミングで空港までいけるので良いでしょう。またエアポートリンクは、ホテルから駅が近い方向けではありますが、各駅まで着いてしまえば、その後は渋滞に巻きこまれずに住むので安心です。しかし、オススメの3つの交通手段ですが、どれも絶対に安心できるというわけではありません。それはタイの道路状況や時間にもよるからです。便利で楽なタクシーに乗っても渋滞に巻き込まれるときもあります。ですから、お帰りの際は念には念を入れて早め早めの出発をすることが一番大事です。

交通事情いかがだったでしょうか?まだまだ発展しつづけるバンコクの交通事情。様々な乗り物の利点をうまく使ってバンコク滞在を充実しましょう!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-03-23

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