タイ三大水上マーケット比較！

タイを観光する上で訪れたいスポットの一つとしてガイドブックなどでも紹介される「水上マーケット」ですが、タイには小規模のスポットから大規模のスポットまで数多くの「水上マーケット」があります。そこで今回はその中でも人気の『三大水上マーケット』を比較し旅行者におススメの場所やタイ人に人気の場所など、行って損はない大人気スポットをご紹介していきます。

水上マーケットの起源

水上マーケット(フローティングマーケット)はずっと昔から運河の上や、運河の近くに住むタイの人々の生活の一部として存在していました。時を重ねるに従い近くに住む人々以外にも知り渡れるようになり、現在では海外からの旅行者にも知られるタイを代表する観光地となりました。次にタイの「三大水上マーケット」をご紹介していきます！

水上マーケットのスゴイ所！

① 小舟の上でなんでもかんでも！

「水上マーケット」にいって驚くことは、なんといっても舟の上で商売をしているところ。それも物を売っているだけでなく、火を使った料理も舟の上でしていて客にふるまいます。ガスを使った料理を船の上ですることにもビックリなのに、器用に舟を操作しながら身軽に動く姿もそれだけ感動モノです。普段食べているタイのインスタントヌードル「ママー」も、舟の上で作って渡してくれるので、美味しさが格段に違います。

② 大量のお土産品と食材

舟に乗って商売をするといってもほんとうに小さな舟です。ここに大量の工芸品や食材などを積み商売をするのですから、普通の人では到底真似できません。大量の荷物を乗せているのに、すらすらっと舟の上を移動する姿も軽やかです。

タイ三大水上マーケット

１、ダムヌンサドゥアック水上マーケット

タイで一番有名な水上マーケットでバンコクから約80kmの所にあります。早起きをしていくといいマーケットです。売り買いはほとんど舟の上で行われるというまさに、「水上マーケット中の水上マーケット」です。観光客が多いこともあり、日本語や英語に長けているタイ人が多く、タイ訪問が初めての方に特におススメするマーケットでもあります。

アクセス：バンコクから約1時間　ツアーなども沢山あり観光するには便利な場所

客層：ガイドブックに大きく載せられていることもあり、観光客向けの「水上マーケット」なため外国人が大変多くいます。

雰囲気：観光客向けの「水上マーケット」であるため、舟に乗っている商売する人たちも慣れたもので、次から次に商品を勧めてきます。朝から昼過ぎまでのマーケットであるため活気に富んでいて、時間をかけて値段交渉する観光客も大変多いです。舟と並行に進む歩道がないところでは舟に上に立って商売をするため、どこにいても賑わいます。

物価：観光客向けのマーケットだからか、物価は少しお高めのような気がしますが、諦めずに値段交渉すればお得な買い物ができてしまうかも。

ダムヌンサドアク水上マーケット左右に熱帯の木々が茂る水路を、野菜や果物を載せた小船が行き来する水上マーケット。売る側も買う側も声高らかに交渉し、活気溢れるマーケット。 Googleマップで見る

２、タリンチャン水上マーケット

土日限定で開かれる「水上マーケット」です。先に紹介した「ダムヌンサドゥアック水上マーケット」とは雰囲気が全く違い、ローカル色の強いマーケットとなっています。バンコクからもバスで40分ほどの所にあり、リピーターの方や、タイ人にまざって楽しみたいという方におススメのスポットです。運河の上に多くの舟が沢山停まっているのとは違って、屋根の付いた建物の周りを舟がぐるぐる回って停泊しているといった感じです。また、ボートを利用し運河を約2時間で観光するツアーが人気です。水上で暮らす人々の生活を覗くことができます。

アクセス：バスを使って行ってもバンコクから約40分。タイのバスに乗ることに慣れいて、あまり時間のない方におススメ。

客層：タイ人が多く、観光客は少ない。

雰囲気：地元の人や休日を利用したタイ人が訪れるため、タイ語ばかりで圧倒されます。それでも地元の雰囲気そのままに自然なタイの生活を知ることができます。

物価：ローカルな場所であるため物価もタイ人に合わせた金額設定がされています。美味しいものが食べたいけれど、安く安くを望む方におススメです。

タリンチャン水上マーケット【動画あり】バンコクの街中から45分程で行けちゃう水上マーケットにやって来ました！ Googleマップで見る

アーティスト・ハウス運河に浮かぶアーティスト・ハウス。タイの伝統舞踊、人間パペットのショーが楽しめます。運河を見ながらコーヒーを味わったり、運河から売りに来たボートヌードルを食べるのもオススメです。 Googleマップで見る

タリンチャン　水上マーケット中心部から近くて個人でもアクセスしやすい水上マーケット！庶民の水上生活が覗けるボートツアーに、おいしいシーフード！丸一日満喫できます！土日限定！

【土日限定】タリンチャン水上マーケット土日限定！バンコク市内からほど近いタリンチャン水上マーケット！

３、アムパワー水上マーケット

タイ人に一番人気の水上マーケット。観光客が多い「ダムヌンサドゥアック水上マーケット」よりもタイ人には人気のあるマーケット。ボートに乗って買い物をするのが観光客。タイ人は運河に沿って続く桟橋を歩いて買い物や食事を楽しみます。オシャレなショップや、昔ながらのお店も沢山あり週末を利用して訪れる人がとても多いです。

アクセス：車で約1時間半。少し眠って起きたら着いた！といった感じです。時間に多少余裕のあるときが良いでしょう。

客層：タイ人が多く、旅行者はそれほどいません。

雰囲気：若者に好かれる場所ともあっておしゃれなお店も目立ちます。人気なマーケットであり日によって空いている時と混雑しているときがあります。

物価：通常のローカルなマーケットよりは少し高めです。それでも美味しい魚貝類をお手頃な値段で食べられる点は嬉しいです。

アムパワー水上マーケットタイ人が集まる大人気水上マーケット。食べ物がいっぱい、お手頃土産物いっぱい、おしゃれな場所もいっぱい！一日中楽しめる人気水上マーケット！！ Googleマップで見る

水上マーケットに行く前の準備

水上マーケットでのトラブルを防止するために、行く前に準備しておきたい物と注意点がいくつかあります。

持ち物

① カバンはなるべく小さめで
バンコクを離れるため何かと荷物が多くなりそうですが、それでも荷物は最小限にとどめたいものです。水上マーケットはタイ人以外にも旅行者も沢山訪れます。その上週末となれば混雑は最高潮に達し前に進むのも大変なほどです。身体を自由に身軽にするために、カバンは最小限のサイズにすることをおススメします。

② 歩きやすい靴を履く
バンコクで旅行をする際も歩きやすい靴を履くのをおススメしますが、「水上マーケット」ではより歩きやすい靴を履くことをおススメします。歩道が狭く段差も多い道を人混みの中歩きますので、人に足を踏まれたり、サンダルが脱げ落ちたりするなんてことはたびたびあります。足首に固定される靴を履いたり、サンダルではなくスニーカーを履いたりなど常に歩きやすい装備をしたいところです。

③ 1,000Bahtでなく100Baht&20Bahtを準備する
バンコクにいるとショッピングセンター以外はほとんどの場所で現金を使います。市場にいき1,000Bahtを出すとお釣りがないなんてことはしばしば。さらに「水上マーケット」ですから簡単に銀行に行くなんてことも出来ず、欲しいものが買えないなんてことになったら大変。事前に20Bahtと100Bahtを多く用意して持っていくと大変便利です。

水上マーケット注意点

Ⅰ、荷物は手前に持つ

観光地でしばしば起こるひったくり予防です。疲れてくると楽だから後ろに荷物を背負う人が多くいます。これはひったくり犯の思うつぼであり人混みの中では特に狙われやすいターゲットになります。いつもカバンは手前に持ち、間違っても財布をポケットにしまうという行為はお控えください。

Ⅱ、お子様とは手を握って
「水上マーケット」ですので歩道の横にはすぐに運河が流れています。駆け足で歩くのは大人の方でも気をつけてほしいところですが、お子様には特に目を向けて急に駈け出してしまうことのないようにご注意ください。また週末は混雑が予想されますので、人混みに飲み込まれてしまわぬようお子様の手をとって買い物を楽しんでください。

Ⅲ、食べ物は状態をよくみてからお選びください
「水上マーケット」の楽しみでもある食事ですが、少しだけ注意をすればさらに満足できます。新鮮な海鮮物が多く並ぶ「水上マーケット」ですが、暑いタイであるためお腹を請壊す人もたまにいます。衛生状態や食材の置かれ方などをチェックすれば未然に食あたりを防ぐことができるはずです。きちんと見極めれば、新鮮で美味しいタイフードが沢山ありますので大満足できるはずです。